FEB 09, 2021

PROJECT REPORT

アクトプロジェクト年間活動報告

INTRODUCTION

進路選択や職業選択での男女格差、男女の働き方、フェムテックなどジェンダー関連の話題に関心を持つ学生が集まり気軽に意見交換できる場をつくること。学内での情報発信やイベントを通して、まずは近大が誰にとっても過ごしやすい環境になることを目指して活動しています。社会が変わるのにはとても長い時間がかかります。私たち学生にできることは多くないかもしれません。ですが、近大が変わればきっと社会も変わっていく。そう考えて活動しています。

【成果】ジェンダー関連トピックに関心を持つ学生の居場所づくり

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ラヴノプラヴィエは、本年度4月より本格的に活動を開始しました。それまでACTにはジェンダー関連の話題を扱うプロジェクトはありませんでした。今年はオンラインでの活動となりましたが、そのような状況でもオンラインイベントに30人近くの申込みや問い合わせがあるなど、学生の強い関心を感じました。共に活動するメンバーも増え、活動開始時には考えてもいなかったトピックを扱ったこともありました。学生に対して情報発信をしていくことも重要ですが、興味を持っている学生が仲間と安心して意見交換できる場を作るという意味で、まずは学内に私達のような団体が存在することが大切なのではないかと、一年間の活動を通して感じました。

【具体的な活動内容①】「学校に生理用品を」 他大学から始まったこの活動を近大で継続実施することを目指して

2019年、他大学の学生有志がクラウドファンディングで資金を集め、期間限定で学校のトイレに生理用品を設置しました。「学校に生理用品を」と呼ばれるこの活動は、SNSを通じて繋がった学生によって全国の学校に広がろうとしています。これを知った私たちは近大でも実施できないか、期間限定ではなく継続実施できる方法はないかと考えました。まずは期間限定でアカデミックシアターのトイレで配布を行おうと考えましたが、感染対策のためそれは難しいということでした。まずは今できることとして近大生にこの活動に関心を持ってもらえるよう、ACTの部屋での配布やイベントを計画し、来年度の実施に向けて準備を進めているところです。

【具体的な活動内容②】コロナ禍での活動 オンラインイベントを開催してみて感じたこと

katudou2.jpg女子校・男子校出身者の座談会、緊急避妊薬の現状についてのオンラインイベントを開催しました。
コロナ禍でZoomでの開催ということではじめは不安もありましたが、開催してみるとオンラインならでは利点も見つかりました。それはビデオのミュートやチャット機能を用いて匿名での交流が可能なことです。もちろん事前申込制なので完全に匿名なわけではないのですが、こっそり質問できる、顔を出さず話せることで対面イベントより活発に発言があったように感じました。ジェンダー関連の話題は対面で話しづらさを感じる人も多いものです。来年度はオンラインの気軽さを生かしたコミュニティづくりやイベントを行っていきたいです。

ジェンダー関連トピックに関心を持つ学生が、気軽に安心して集まれるコミュニティをつくることが目標です。

清水理子

理工学部

女性の生きやすさは、すべての人の生きやすさにつながります。そのことを1人でも多くの人に伝えたいです。

龍崎真侑

国際学部