JAN 09, 2020

EVENT REPORT

最先端の近大生のオールスター!?MIXMODERNに参加しました!

INTRODUCTION

 2019年12月21日土曜日、MIXMODERNに観客として参加してきました。「MIXMODERN」の名にふさわしく、現代の最先端を行くモノが個々の味を残しながら混じり合い、更なる魅力を発揮する、「モダン焼き」のようなイベントでした。

 今年度のACTプロジェクトを締めくくるイベントとして、開催されたイベントで、起業を志す学生、社会人の方々、e-sportsゲーマーが集うなど大変な盛り上がりでした。私は見ていただけですが、それでも近畿大学に新時代を切り開く人材が存在する光景を目の当たりにし、大変興奮しましたので、今回こちらの記事で開場前から閉会まで紹介します。

MIXMODERNとは

 今年度のACTプロジェクトを締めくくるイベントとして、開催されたイベントです。イベントではビジネスコンテスト(以下ビジコン)、モノづくりコンテスト(以下モノコン)、e-sportsコンテスト(以下スポコン)の決戦を行い、各分野の近大王者を決定します。

人間より大きい力士を叩いてぶつかり合わせます

開場前

なんと中では、巨大紙相撲の予選が行われていたのです。

巨大紙相撲とは、KOSUGE1-16さんが考案した企画で、180cmの段ボール力士を操り相撲をします。またKOSUGE1-16さんが行司を務め技名まで言っておられたので、本物さながらの迫力の試合でした(筆者は本物の相撲の試合を見たことはありません)。

力士は各チーム様々な工夫が施されており、ガムテープを巻いて重くする、足の部分を斜めに切り前傾姿勢をとらせて相手に体重を掛けるなど、想像以上に戦略が練られていました。そしていざ試合が始まると両チーム共に必死に土俵を叩きます。当然重い力士を使っている方が勝利すると予想していたのですが、叩く強さや方向によって力士があらぬ方向に進み自滅してしまうなど、予想に反して頭脳戦になるところが面白く、見ていて心が引き寄せられました。

まるで映画館のような大きなスクリーン!

開場 e-sports

 いよいよ待ちに待った開場です。まず、最初にスポコンの予選が行われました。ルールは、A、Bブロックに分かれて1対1の対決をします。その後両ブロックの優勝者が対決し「ウイニングイレブン2020」の近大王者を決定します。

 映画館のような大画面と、PS4の高精度なCGが相まって、まるで本物の試合さながらでした。開場時に入ってきたお客さんも、大変盛り上がって応援されていました。

 しかしゲームならではの特徴として、バルセロナ対バルセロナ、バルセロナ対浦和レッズといった、現実ではあり得ない組み合わせの試合を見ることができました。こういったところが素晴らしいですね。

 もし私がプレイするなら、同じチームで監督だけを変えて、最強の監督を決める試合をしてみたいです。

オープニング

 そしてここに来てようやくオープニング。まだ始まっていなかったのです。

 「人と人を戦わせ、価値を生み出そう」というメッセージと鮮烈な映像と共にMCのニシガキさんが開会の宣言を行いました。

相撲部の方々も協力して下さいました

モノコン決勝

 先ほどの巨大紙相撲の決勝です。なんと決勝戦では近畿大学の相撲部の方々が一緒に土俵を叩いてくれます。私は最前列で見ていたのですが、土俵が壊れないか、うっかり紙の力士を叩いてしまわないかとヒヤヒヤしていました。

 そして、激戦を勝ち抜いたのは、面包超人(ミャンパオチョウレン)(中国読み)チームでした。対戦相手に先輩がいたそうですが容赦なくたたきつぶしてくださいました。あっぱれです。

ビジコン予選

今回私が最も興奮したのがこのビジコンです。

 学生6チームがビジネスアイデアを発表し、5人の審査員のポイントを競います。予選では2チームごとに3分間のプレゼンを行い、審査員がもっと聞きたいと思ったチームのみが次の決勝戦に進めます。

 出場チームはLGBTを対象としたイベント事業等を行うマイユニさん。思い出の味を保存するサービスを提供するHERbGENさん。少ないスペースに緑を提供し、シックハウス症候群の解決を目指すPLUS GREENさん。過敏性腸症候群(IBS)の人々のために最寄りのトイレを教えるアプリを提供するSolBenさん。留学生のために関西弁に関する映像授業を提供するせやかてサプリさん。自転車用ABSで世界を変えるVelonicsさんが出場し、このうちマイユニさん。PLUS GREENさん。Velonicsさんが決勝に進出しました。

優勝おめでとうございます

ビジコン決勝

 マイユニさん。PLUS GREENさん。Velonicsさんが7分間のプレゼンを行い、審査員五名と観客からの投票によって1チームのみが優勝となります。

 審査員の5票が割れ、マイユニさん2票。PLUS GREENさん2票。Velonicsさん1票と、同率1位ができてしまったので我々観客からの票が最も多かったチームが優勝となりました。

結果は…………

 PLUS GREENさんが優勝しました。おめでとうございます。

賞金はなんと10万円!!

審査・表彰式・アナウンス

 その後モノコン、ビジコンの優勝者に対して賞金が贈られました。

 モノコンには10万円、ビジコンは50万円でした。

 ここで審査員の角さんがおっしゃったのが「ここで勝つことに拘らないで、自分がやると決めたことを情熱を持って続けてほしい」ということでした。確かに、一度の敗北で夢を諦めてしまうのは大変もったいないですよね。

本当に楽しくプレイされていました

スポコン決勝

 最後はスポコンの決勝です。A、Bブロックを勝ち抜いた二人が直接対決します。使用したチームはなんと両者ともバルセロナ。さらにフォーメーションまで同じだったのです。つまり勝敗を分けるのはプレイヤーの腕となります。5分間の短い試合中に両者ともシュートを何発も撃ちましたが、互いにブロックし合い、延長戦に。なんとそれも勝敗は決まらず、PK対決となりました。

 そして見事優勝したのはAブロックの方。賞金3万円が贈呈されました。

 また、両者ともゲーム内では激しい攻防戦を繰り広げていましたが、現実では笑い合いながら互いのシュートとディフェンスをたたえ合い、次の瞬間にはまた選手の表情となって純粋にゲームを楽しんでいました。そのようにして絆が生まれていくのを見て、「人と人を戦わせ、価値を生み出そう」という言葉の意味を理解しました。

閉会

 そして5時間にも及ぶイベントは食事会で幕を閉じました。参加者、主催者側の人間が入り交じって立食形式の食事(残念ながらモダン焼きはありませんでした)と会話を楽しみ、ビジコンに出場しておられた方々も、社会人の方々と名刺交換などで交流を深めておられ、また新たな価値が生まれる予感がしました。大変長時間のイベントでしたが、体感はあっという間2時間ぐらいでした。こういったイベントを通じて近畿大学の王者が世に知られるようになればいいと思います。

EDITING TEAM

  • LEGO造形家

    大垣 孝

    ゼロテン編集室

  • Photographer

    中村 慧太

    ゼロテン編集室