FEB 20, 2020

PROJECT REPORT

アクトプロジェクト年間活動報告

INTRODUCTION

日本には、約250万台の飲料自販機があり、約50人に1台の割合で設置されています。
飲料自販機は、1980年代から増加することなく設置台数が横ばいの状態で、売上高もピークの3兆円から現在は2兆円と大幅に減少しています。
しかし、飲料自販機には、設置場所ごとに商品の売れ行きがわかり、新商品の開発に繋げることができるというメリットや、災害時には無料供給を行うことで社会貢献に役立っており、社会のインフラとして定着していることから完全に廃止することは不可能です。そこで、自販機の新価値創造について検討します。

【成果】スマートウェルネス・キャンパスを提案

飲料自販機の最近の傾向であるスマホのアプリとの連動に着目し、本学のキャンパス内にある自販機の位置、アカデミックシアターや食堂などの校舎の配置、日本のキャッシュレス推進と本学内のキャッシュレス推進、トクホ飲料などに代表される健康促進を検討した結果、キャンパス内を進んで歩いて健康促進(ウェルネス)、自走販売機でスマホを使って賢く(スマートに)キャッシュレス決済、購入によるポイント付加、スマホアプリの歩数計によるポイント付与(スマートにポイント付加)、トクホ飲料を飲んで健康促進(ウェルネス)を実現するスマートウェルネス・キャンパスの提案を行いました。

【具体的な活動内容①】飲料自販機の未来を語ろう&トクホセミナー

清涼飲料自販機は、身近な飲料提供のみではなく、消費電力の削減(1991年比78%削減)、災害時の情報発信、災害時の無償提供、募金型などの社会貢献にも取り組んできました。このイベントでは、今後の飲料自販機について、特に自販機にあったら良い機能について語り合いました。また、飲料自販機の最近の傾向であるスマホのアプリとの連動、アプリ内での健康促進の取り組みについても検討しました。さらに、健康促進の観点から、特定保健用食品としてのいわゆるトクホ飲料についての知識を得るために、サントリー社から、社内講習会などで行われれいるトクホセミナーを実施して頂きました。

【具体的な活動内容②】キャッシュレス・健康・キャンパス生活を連動させた「スマートウェルネス・キャンパス」推進イベント

本学は、LINEPayやメルペイなどを導入し、キャンパスのキャッシュレス化を推進しています。2019年9月には次世代型新食堂をオープンし、食堂のキャッシュレス化を図るとともに株式会社ドームとのコラボで学生に栄養価が高く健康的な食事を提供しています。本プロジェクトでは、そうした大学での取り組みを発展させ、”キャッシュレス”と”健康”と”キャンパス生活”を連動させた「スマートウェルネス・キャンパス」の実現に向けて活動しました。食堂まで歩いて健康になり、自動販売機に歩いて健康になり、食堂アプリや自販機アプリでスマートに支払うという「スマートウェルネス・キャンパス」を提案し、PRしました。

日本一キャッシュレスと健康促進に力を入れる大学。「スマートウェルネス・キャンパス」を目指します。

藤間秀剛

経営学部

このプロジェクトには、社会に出ても活かすことのできる経験が多く詰まっていると思います。

野副丈司

経営学部

このプロジェクトを通じて、将来に役立つような計画力や自主性が身についたと感じ、いい経験が出来ました。

佐藤萌夏

経営学部