MAR 02, 2020

PROJECT REPORT

アクトプロジェクト年間活動報告

INTRODUCTION

『空き家をつかう』・『場をつくる』・『人をつなげる』というコンセプトのもと,建築学部の学生が主体となって、学生や地域の方々とともに、建築や不動産などの領域を越えて地域資源をつなげるまちづくりを目指しています。
具体的には空き家のリノベーションやリフォームによって,多様な学部学生や地域住民をはじめ多様な主体が活躍できるような「居場所づくり」をしています。
この居場所がメディアとなった,チャレンジしやすいまちづくりの実践でもあります。

【成果】「まなびや通りフェスタ」の開催

長瀬エリア初のまちごとイベントとなる『まなびや通りフェスタ』を開催。“この日は、ちがう長瀬になる!”をコンセプトに、ながせのながや、旭通り商店街、りそな銀行駐車場にてマルシェやパフォーマンスステージ、チャレンジカフェなど様々なイベントを実施し、当日は300人以上に参加していただきました。
本イベントでは,学生、ながせのながや利用者、地域の方々が実行委員会を組織し、地域を面的に使うことで、今までにないつながりが生まれました。今後も継続的に開催していくことで長瀬エリアの魅力向上に努めていきます。

【具体的な活動内容①】ながせのながやプロジェクト

ながせのながやは長瀬駅前の築87年の空き長屋のリノベーション事業で,地域の方々や子どもの居場所づくりを目指して学生が運営しています(今年で5年目を迎えました)。
地域に貸し出している1階サロンでは、通常時はヨガ教室や物販販売など様々な人に利用していただいています。その他にも学生とサロン利用者が共同でイベントを企画することによるつながりづくりや、自由開放や学生企画のイベントを月に一度行うことで子どもの居場所づくりが実現しています。

【具体的な活動内容②】かみこさかの家プロジェクト

『かみこさかの家』は,近大から徒歩5分の昭和40年代に建てられた木造住宅を改修した高齢者と学生のシェアによる“ステップハウス”モデル事業です。
2019年3月に竣工し、高齢者の見守り共生の仕組みの確立を目指し学生が運営。地域包括支援センターである東大阪養護老人ホームと協力しながら高齢者と学生のマッチングを行っています。
また、近所の方との昼食会を開くことで見守りの関係づくりを図っています(現在、映画観賞会などを行いながら、地域に認知されるための活動を実施中です)。

それぞれの活動は授業で学ぶことの実践になっていることが多く、ひとつひとつとても楽しいです!

西村加奈子

建築学部

建築を通していろんな立場の人と関わることの大切さを実感しています!

広瀬匡基

建築学部

これからはもっと他学部と地域の人達と繋がりを作り、輪を広げていきたいです

森田侑作

建築学部