NOV 20, 2021

EVENT REPORT

【サナダ精工×経営松本ゼミ】『そのアイデア、百均で。』商品企画ワークショップ

INTRODUCTION

学生のアイデアを企業に届けたい。学生でも商品開発に関わりたい。そんな思いを実現させるべく、2021年9月28日にサナダ精工株式会社と共同で、百円商品に関するワークショップ、「そのアイデア、百均で。」を行った。学生を4名ずつにチーム分けし、自身の日常生活の「悩み」から新商品のアイデアを発想する。そして、企業に実現性があるものを選出してもらい、商品化を目指す。学生にとっては商品開発の流れやアイデア創出の難しさ、企業にとっては学生の視点を知るきっかけとなるワークショップとなった。

売価100円を実現する、百均商品企画の極意

大学生の声を企業に!

今年の春、松本研究室のゼミ生を中心にプロジェクトが発足した。現在、松本研究室8期生の6名と百均の商品開発に関心を持って集まった1・2回生6名の計12名が中心となって活動しています。
また、プラスチック商品の製造・企画・販売を行うサナダ精工株式会社と共に、百均商品の開発を進めており、サナダ精工株式会社の企画部の方と月に1回以上の企画書提案ミーティングを行っている。

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生活の中で出る悩みを可視化し、その悩みを解決できるような商品を考える。企業訪問や企画書提案ミーティングを通し、百均のビジネスモデルを理解した上で商品を考え、企画書に落とし込めるよう邁進している。

イベント内容

当日は、初めに各班に分かれて悩みの共有から始まった。それぞれの悩みを多く出し、その悩みを解決するアイデア出しを行った。商品案を発表し、サナダ精工株式会社様から評価して頂いた。実際の企業目線のフィードバックに、普段経験できないたくさんの学びを得た。

発表内容・フィードバック内容

発表では、全チームが考えた案を共有し、それに対してサナダ様からフィードバックをいただく形式をとった。ここで、実際の商品案を一つ紹介させていただく。

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商品名は、『ヘアピンガッチャンコ』である。ヘアピンを持ち歩くときに、鞄中でバラバラになるという悩みから考えられた商品だ。商品の内容としては、普段持ち歩くことが多いミニサイズの鏡の裏に磁石でヘアピンをくっつけることで、持ち歩きやすくバラバラにならずに収納できるといったものである。サナダ様からは、”使用シーンがイメージできる。困っている人、ニーズが高いのも理解できる。”というフィードバックをいただいた。

今回のイベントを振り返って

普段はゼミ内で取り組んでいる活動を、参加者を学内全体に広げて行うことで、様々な視点から多くの悩みが出て、解決策を考案することができた。
今後もこのようなイベントを開催できたらと思う。今回は緊急事態宣言の影響でオンラインでの開催となったが、今後は対面での開催もしたいと考えている。次回も多くの方に参加いただけることを願っている。

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経営者・商品開発担当者に来てもらって有意義な時間になったと思います。

松本誠一

キャリア・マネジメント学科准教授

日常に潜む悩みを探し、その解決策をチームで一緒に考える楽しさを学びました。

らん

経営学部商学科

チームで協力してアイデアを創出し、商品イメージを固めることで勉強になりました。

かの

経営学部キャリア・マネジメント学科

EDITING TEAM

  • ゆき

    経営学部経営学科