28 神々と仏の教え
「宗教」とは何か、「神」とは何か。それぞれの宗教が生み出してきた世界像、一神教と多神教の違い、神々にまつわるルールや役割や建築物、神の言葉を伝える経典や預言者など。宗教にまつわるさまざまな要素に目を向け、人々がそこに何を託し、何を信じてきたのかをめぐっていく。神々と仏の教えがどのように異なるのか? 聖なるものとは何なのか? 教会やモスク、預言者や聖人、さらに神秘主義や日本特有の神仏習合にも触れ、宗教の過去・現在・未来を考える。
-
28 01
宗教とは何か
「宗教」は神仏の教えとしてだけでなく、生活様式としても人々に影響を与えてきた。宗教が持つ強力な力はどこから生まれてきたのか。 -
28 02
「いのり」と「いのち」と「きもち」
神々に託す「いのり」。限られた時間を生きる「いのち」。他者を想う「きもち」。見えないものに向かう力を宗教から学ぶ。 -
28 03
神々の体系
人類は神々を生み出し、世界観を創り出した。世界の神話から、神々を支配するルールやメカニズムや物語の秘密に迫る。 -
28 04
一神教と多神教のちがい
一神教と多神教の違いは、神の数だけではない。超越的な存在とどのように関わっていくのかという人と神の関係性や信仰の形が隠されている。 -
28 05
聖なる場所と儀礼の秘密
信仰が生まれるとき、聖なる場所が生まれ、神々と通信するための特別なプロトコルが設計される。人と神をつなぐ場と儀礼の力。 -
28 06
教会・寺院・モスク・礼拝所・修道院
聖地にはさまざまな建造物が建てられてきた。神殿、聖堂、墓地、仏塔が持つ、宗教的・文化的・歴史的意義。神とのつながりを紡ぐ場所。 -
28 07
教典と経典
人々は神の教えをどう伝えてきたのか。神を見た者、神を知る者、神を伝える者の言葉を集めた書物の存在。古今東西の教典と経典。 -
28 08
預言者・聖人・奇蹟・布教
神の言葉を伝える預言者、信仰の模範となる聖人、神の意志を継ぐために、さまざまな役割が生まれた。守り、争い、異端を排した、宗教者たちの歴史。 -
28 09
神秘主義の系譜
超越への熱き情熱、絶対者との神秘的合一。神秘主義が見たこの世の真理とは? 世界に伝わる瞑想・祈り・秘儀・魔術の実態を覗き見る。 -
28 10
天国・浄土・地獄
人は死んだらどこへ行く? 天国、極楽、煉獄、地獄。死後の世界と終末論。人間の想像力が作り出した異界の風景。 -
28 11
日本の仏教と神道
仏前では手を合わせ、神前では柏手を打つ。大晦日は寺で鐘をつき、初詣は神社にお参り。仏と神を同時に信仰する、日本人の宗教感覚。 -
28 12
今日の宗教状況
エホバの証人、オウム真理教、過激派組織IS。救済と破壊が背中合わせの宗教問題、政治や教育との関わりから、現代社会の宗教を考える。 -
28 13
上部3段