INTRODUCTION
舒は「ショ」と読み、「ゆったり」「のばす」「ひろげる」などの意味があります。近大読舒会は、本について気軽に語り合うことを通じて、近大生が学部や大学の枠を越えて様々な人とつながり、各々の世界を広げていくことを目指しています。最近読んだ本を紹介する会をベースに、テーマを決めた読書会、NOAHやDONDENの探検、先生や職員の方々にお勧め本を伺う会、POP書きや棚造り、ブックガイドの制作、個性的な書店など本の聖地を巡るツアー、まちライブラリーはじめ地域の本のグループとの連携などを企画しています。
【成果】コロナに負けず読書会
これまでACT417を拠点に活動してきた近大読舒会。新型コロナでリアルに集まるのが難しくなる中,めげずに挑戦したのが4月25日の「zoomで読書会しませんか?」。これが結構盛り上がり,オンラインの読書会,意外にいけるじゃないかと,進路や就活をテーマにした「将来についての読書会」,羽海野チカの名作「ハチミツとクローバーを語りつくそう」,初めての人でも参加しやすい「気軽にできる読書会」を次々に開催しました。また秋にはなんとか対面で読書会をしたいと実験的に「青空読書会」もやってみました。
【具体的な活動内容①】zoomで読書会をやってみた
講義で多少慣れてきたzoomを使って読書会ができないかとメンバーが企画。アナウンスしたところ,1年生から大学院生まで,ほとんど本を読んだことはないけどコロナで暇なのできましたという学生から,ビブリオバトル常連の強者まで,国際,経営,理工,法,総合社会,薬学,建築,文芸,農学部とほぼ全ての学部から申し込みがありました。zoomでもなんとか読書会はできる,そしてオンラインなら農学部など東大阪キャンパス以外の学生も参加できることに気付いたのが大きな収穫でした。
【具体的な活動内容②】青空読書会をやってみた
オンライン読書会も結構楽しいけれど,やっぱり集まって本を語りたいとメンバーが発案、許可をいただいて試験的に開催した屋外の読書会です。11月で寒かったけれど7名が「洗心の庭」に集まりました。持ち込んだ椅子を密にならないよう離して配置し,二人一組で交替して本の紹介を始めると,初対面の参加者とも熱く話せて本の持つ力を再確認しました。
コロナ禍だからこそ、家にある本により向き合える。そんなイベント参加者の言葉も受け取る事が出来ました。
杉原有翼
建築学部
青空読書は、初対面の人と2人きりで盛り上がるか心配でしたが、もっと時間が欲しい!と思うぐらいでした。
奥彩乃
建築学部
好きな本を紹介し合うのは、他人の頭の中を冒険しているようでとてもわくわくします。
龍崎真侑
国際学部