NOV 24, 2021

EVENT REPORT

0-10Studio×L.W.W ファッションショー編

INTRODUCTION

皆さまこんにちは。藤村奈々子です。ACT EXへの投稿は前回に引き続き2回目です。本日もよろしくお願いいたします。

12月に開催されたSDGs WEEK in Kindai !

その中でも本日訪れたのは近畿大学社会連携推進センター所属L.W.W主催のイベント。L.W.Wは「ファッション産業の社会問題」について取り組む学生団体で、メンバーの方々が環境・社会に優しい生活を提案しておられます。

そんなL.W.Wさんのイベントとは?

今回はお昼休みに行われたファッションショー

「Genderless Fasion_Love Yourself」をレポート!

これは私が高校時代に付けていたSDGsバッジ

そもそもSDGsって?

SDGsは国連が提唱する2030年までの目標達成を掲げる持続可能な開発のための国際的な開発目標。

私たちの次の世代もその次の世代も、

この地球で暮らしていけますように…

その願いをかなえるためにするべき17のこと。

皆さんもこのカラフルなバッジをつけている方を街中で見かけたことがあるのではないでしょうか?

ショーは

1. WATER POLLUTION

2. GENDER LESS

3. SELF LOVE

の3つのテーマで構成され、各テーマをファッションで表現しています。

テーマ性・独創性をお楽しみください。

それではお待たせいたしました。

ファッションショーの幕開けです!

THEME1 WATER POLLUSION

THEMA1 WATER POLLUSION

皆さんは将来、海洋ごみが海にいる魚の数を上回ることをご存じですか?

何気なく捨てたポリ袋・ペットボトルが海に住む生き物たちの環境を悪化させ、苦しめているかもしれません。

このような状況をファッションに投影したのがTHEMA1 WATER POLLUSION です。

モデルの個性を活かしつつ、ジェンダーレスも意識したファッション。

ビーズなどで海の美しさを、そこにポリ素材やグレーカラーを合わせることで、人間によって失われていく海の美しさを表しています。

島国の日本は豊かな水の恩恵を受けて生活している一方で、未来の水の豊かさを危険にさらしているのも人間です。

服と水。

関係が無いように見えますが、実は密接な関係が・・・

染料で染めた服を洗うのに大量の水を使うのです!

適切に処理されずに流された水は水質汚染の原因となります。

目には鮮やかな色も、地球には灰色のベールをかけているのです。

THEMA2 GENDER LESS

THEMA2 GENDER LESS

近年、ニュースで取り上げられるジェンダーの問題。

政治・スポーツ・仕事・家事、そしてファッション・・・

ジェンダー問題は私たちの身近なところで見え隠れしています。

しかし、日本の2021年のジェンダー指数ランキングは153カ国中121位。

世界的にみるとまだまだ遅れを取っていることが分かります。

女の子らしい?

男の子らしい?

その基準ってどこから?

ファッションは性別を越えていく。

もっと楽しく、もっと自由に。

一番自分が着ていて”らしい”服を着れる。

そんな世界になりますように・・・

THEMA3 SELF LOVE

THEMA3 SELF LOVE

ありのままの自分を愛すること

これって1番難しいことだと思います。

皆さん、知っていますか?

ファッションのトレンドは10年に1度変わるんです!

「人生100年時代」という言葉があります。

現在20歳とすると、あと8回流行に合わていくことになるということになります。

洋服を流行に合わせて購入していてはきりがないですよね?

安く、流行を取り入れたファッション性の高いブランドは大学生の強い味方。かくいう私もお世話になることがあります。

しかし、流行が過ぎたらすぐに捨てていませんか?

安さの裏側には低賃金で長時間働かざる負えない人々がいます。

だから、自分が着たい服を大切に着よう!

安くても、高くても、大切に長く着よう。

その分、服との思い出が増えるから。

流行でなくても私を輝かせてくれる服を着よう。

着ていて気分が高まるそんな服を。

そんなメッセージが込められた、それぞれのスタイルは見ている私たちに自然と自信を与えてくれるようでした。そこに、環境やジェンダーの要素を取り入れ、多方面でのSDGsを体現していました。

モデルの方々

いかがでしたか?

SDGsをファッションショーで表した今回のイベントはSDGsをより身近なものとして感じる良い機会となりました。

私も服も、無限の可能性を秘めているから面白い。

しかし、その可能性が

私たちの地球を、地球に住んでいる誰かを傷つけているかもしれません。

傷つけるのも、守るのも

私たち人間です。

毎日の生活の中で

地球のために

私のために

ちょっと“いいこと”

はじめませんか?

最後に、L.W.Wの方のお言葉を。

社会問題を知るだけではなく「行動」を!

メンバーの方々

L.W.W

EDITING TEAM

  • ライター

    藤村奈々子

    0-10Studio