FEB 25, 2020

PROJECT REPORT

アクトプロジェクト年間活動報告

INTRODUCTION

身近な環境課題を実験的に解決し、より快適、より魅力的な演出で人が寄り付きたくなる『空間』を研究するプロジェクトです。
光、音、香りが人間に及ぼす影響を学びながら、テクノロジーを生かしたアイデアを考案し、実証実験を繰り返しながら解決に結びつけ、その成果を発信することを目的としています。
『空間』をテーマに産学連携の取り組みを行い、イベン企画・運営、プロトタイプの開発、学内スペースのリデザインなど実装まで行います。

【成果】地方創生プロジェクト発足@産業理工学部

産業理工学部(福岡キャンパス)において、飯塚市のシンボルでもある嘉穂劇場を使って地域そのものを活性化することを目的としたプロジェクトを発足しました。、エイベックス・エンタテインメント(株)、(株)朝日新聞社にサポートいただきながら、7月~12月の講座で学んだ内容をもとに、嘉穂劇場でのイベントを企画中です。公演などの一過性のイベントではなく、継続的な取り組みで地域に根付いた『文化』となることを目指します。イベントの費用はクラウドファンディングを利用し、資金調達をしながら広く嘉穂劇場を発信していきたいと思っています。

【具体的な活動内容①】COLOR BOOK REVIEW

アカデミックシアターで利用する新サービスの企画・開発を行いました。このサービスは、本という文字情報を色という別の情報でレビューするもので、12色のパレットから本のイメージに一番近い色を選んでもらい、平均化された色がその本のカラーレビューとして表示されます。本の内容の評価ではなく、本に対するイメージを色情報に変換することでレビューが簡易化され、その曖昧さが読者の新たな判断基準になるかもしれません。いつか「この夏、もっともブルーな小説」や「新入生が読むべき若草色の本」などのキャッチコピーが生まれるかも!?

【具体的な活動内容②】グリーンプロジェクトin近大

青山フラワーを手掛けるparkERsのブランドマネージャーを講師に迎え、植物を使った空間デザインについて全13回の講座を実施しました。緑とコミュニケーションを通じて、学内環境及び様々なキャンパス内にいる人々のコミュニケーションをどのように円滑にしていくかを考え、4チームが空間デザインについてプレゼンテーションを行いました。実際に東大阪キャンパス内の課題を解決するべく、最優秀チームのアイディアである、喫煙者と非喫煙者が共存できるスペース「共煙」をテーマに、喫煙所のリデザインを予定しています。

伝統を「守る」だけでなく、「先に進める」というのも、とても楽しいことなんです。

山本 澪

産業理工学部 情報学科

アイデアやおしゃべりに価値はない。コードやデザインを生み出せるクリエイターにこそ価値がある。

経済学部 経済総合学科

山本 拓弥

モノを作るプロセスやアイデアの出し方など、色々な分野で活用できる知識を得られた。

川野 聡太

建築学部 建築学科