FEB 28, 2020

PROJECT REPORT

アクトプロジェクト年間活動報告

INTRODUCTION

本学の建学の精神が示す実学は,身近な「生活環境」の中に存在します。各学部教育では,「生活環境」を専門的な視点から紐解きますが,学んだ専門知識の立場や役割を体感する機会が少なく,実学に至るのは難しい。
本プロジェクトの目的は,その解決策の一つとして,分野や立場,学問の垣根を作らず情報交換や議論を行う「場」をつくり,興味ある学生に解放することです。この「場」に触れた学生が,他の立場や視点の意見に耳を傾け,自らの立場を深く理解し,生活環境の疑問解決に向けた自主的な行動に繋がることを目指しています。

【成果】個別ミーティングや交流活動の充実に向けての取り組み

2019年度は,個別ミーティングや学生ミーティングの機会が増えた。具体的には,医学部移転に伴う都市整備において多様な分野の教員や学生と地域住民との協働による医療・健康を含めたまちづくりの実践を行う「泉北ニュータウンのまちづくり」,高齢者を対象とした学びの場を提供する大阪府高齢者大学校とコラボ,提供した「NPO法人大阪府高齢者大学校とのコラボ授業」,そして院生サミットでの学生中心の分野横断のディスカッションの運営などがあった。これは,横断的な情報共有の重要性や,情報を外部に公開することの意義が浸透した結果だと考えており,次年度も個別活動が活発化するものと考えている。

【具体的な活動内容①】院生サミットにおける学生主体の「環境まちづくりシンポジウム」の実施

まちづくりに関わる研究を推進する院生が,文系・理系の枠を越えて交流することを目的とした.大学院生が主体となって運営するシンポジウムであり,教員はアドバイザーとして参加した.事前にオーガナイザーや発表者の研究内容等,基盤となる情報交換を実施した.当日は,産業理工学研究科から「里海づくり」,総合理工学研究科から「画像計測による人流計測」,法学研究科から「オープンデータの活用」に関する研究背景や課題について話題提供があった.短い時間だったが,会場から多数の討議があり,情報共有と自らの活動を振り返る有意義なシンポジウムとなった.懇親会も実施し,議論や互いの理解を深めた.

【具体的な活動内容②】近畿大学が主導する文理協働の「泉北ニュータウンのまちづくり」

医学部移転に伴う泉北ニュータウンの都市整備に際して,福祉や健康増進に配慮したまちづくりを検討する.その現場に参加し,多様な分野の教員や学生と地域住民との協働により、医療・健康を含めたまちづくりの実践を行う個別ミーディングです.これまでに,堺市の本学卒業生にご案内頂き,実際に近畿大学医学部移転先の三原台付近の緑道や公園の見学し,そのまちの現状を理解するとともに,歩行環境を始めとした課題について討議した.この課題は始まったばかりであり,今後,長期的に継続していく予定です.参加希望者はご一報ください.

院生サミットで技術者や行政の視点からの意見や視点に触れ,住民の視点の重要性を改めて感じました.

松本麻里

総合理工学研究科

アクトを活用した活動により,海外のまちに興味のある学生が気軽に集まれる状況がつくれました.

小谷健太朗

理工学部

八尾市地域の活性のために,多数のイベントを企画・運営のための議論を,公開でアクトで実施しています.

川西仙太郎

総合社会学部

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