INTRODUCTION
【成果】産学官連携による各種プロモーション及び商品開発の実施
「共創工房」では、2017年以降さまざまな企業、自治体との連携により、価値共創を実現してきた。2019年度は研究室の垣根を越えて経営学部他ゼミ生及びゼミに参加できない低年次生(1回生,2回生)に参加を呼びかけ、巻き込んできた。例えばNTTタウンページ社との共創では、経営学部1回生から4回生約30名が参加し、大阪の魅力発信をテーマとして同社発刊誌の巻頭企画記事の企画、取材を実施した。(20年1月より大阪府下全戸配布)その他、化粧品メーカーとの商品開発や自治体及び企業との産学官連携によるイベント実施、自動車情報誌・カーセンサーの取材(学生ライターとして参加)等の成果を上げた。
【具体的な活動内容①】化粧品開発プロジェクト
化粧品のOEMメーカー企業とコラボし、 女子大学生をターゲットにしたコスメの開発に取り組んだ。経営学部2回生から4回生のメンバー約25名でプロジェクトを組成、女子大生の生活パターンを分析した。また、本当に買いたいと思える商品のコンセプトづくりからペルソナの設定、製品の仕様、プロモーション方法まで連携企業と共に検討してきた。現在は「mothly」というブランド名で試作品を作成、2020年度の販売を目指している。
【具体的な活動内容②】精華町「スイーツタウン」プロジェクト
京都府相楽郡精華町及び同町内商工業者と連携し、精華町の新たな価値の創造と魅力の発見に取り組んできた。「スイーツタウン・精華」の特徴として「甘いスイーツ」と「恋愛の甘い体験」を掛け合わせることで、多くの若者に精華町の魅力を知ってもらうとともに、「スイーツタウン・精華」のブランドイメージ向上と出会いの場を創出することを目的に活動を行った。昨年11月には精華町スイーツタウン協会加盟店舗とけいはんな記念公園の協力を得て、大学生を対象とした恋愛のきっかけを作るウォーキングイベントを開催したほか、今年1月には同町内の和菓子店とのコラボで「和スイーツ」の商品開発及び販売イベントを行った。
商品を作るうえで難しいことが出てきた際、コンセプトを明確にしておけば絶対にブレないことを学びました
田村 優衣
経営学部
新たな価値を創造して発信する難しさに気づき、常に相手のニーズを理解することが大切だと再確認しました
小川 明日香
経営学部
カーセンサー学生ライターとして、企画、取材、執筆を通じてペルソナを明確にすることの大切さを学びました
阪上 亮治
経営学部