実学シーズ
多主体の連携を創造する対話の場形成
久 隆浩
Society5.0を支えるネットワーク社会では、組織で活動するのではなく、共感でつながったネットワークで活動を担うことが主流になってきます。ネットワーク形成には対話を通じた情報交換が重要で、そのためのプラットフォーム形成が大切になってきます。地域で多様な主体が集まるプラットフォームを運営してきた経験から、情報交換から効果的にネットワークを生み出す技術やノウハウを整理し、よりよい対話の場づくりの実践・支援を行っていきます。
いま取り組むべき社会課題
工業社会であった近代では、長く管理型組織が主流になってきました。しかし、情報社会ではゆるやかにつながるネットワークによって活動が担われていきます。しかし、意識や行動の転換が十分になされているとは言えません。ネットワーク型の新たな活動の展開方法とは何かを実感し、活動を実践していくことに役立ちます。
まだ世の中にない新しい魅力
対話の場が重要であるという指摘はなされているものの、どのように参加者を呼びかけ、どのように対話の場を運営していけば、効果的にネットワークが形成されるのか、その技術、ノウハウをうまく整理できていませんでした。私たちはその点を整理し、有効な技術やノウハウを提供し、すでに実践に結びつけています。
研究をもとにしたプロダクトと挑戦
現在の利用・活用シーン
北千里地域交流研究会(吹田市)、まちのにぎわいづくり連絡会議(茨木市)、つながりカフェ(川西市)などの対話の場で実践しています。
挑戦したい領域・分野
すでに実践レベルになっていますが、より多くの対話の場を生み出し、経験を積み重ねることで、より確かな技術、ノウハウに高めていきたいと思っています。
事業者の皆様へのメッセージ
多様な主体のネットワークを生み出し、活動に結びつけたいと思っている方はぜひご相談ください。とくに若い人の参画に悩んでいる組織・団体にノウハウ提供ができると思います。
より詳しい情報を知りたい皆様へ
解説者
久 隆浩
Takahiro Hisa
総合社会学部環境・まちづくり系専攻
問い合わせ先
研究への質問、共同開発のご相談など、
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