実学シーズ
産学連携での商品開発、企業ブランディングデザイン
岡本 清文
地元東大阪の中小企業を中心として、産学連携受託研究を通じて保有技術を展開した商品開発やデザインコンサルティングを行っている。
現在取り組もうと構想しているのは、大学内に蓄積されているアイデアストックの活用である。
長年の教育活動の成果として、学生指導やゼミ演習から出た様々なアイデアストックがある。
それらを単にキャンパス内の記録として死蔵するのではなく、企業とのタイアップ・マッチングを通じて、商品化や新企画のネタとして社会化できないか。
いま取り組むべき社会課題
大学や学生にとっては、成果を社会発信する機会となり、企業にとっては斬新な発想を商品化したり企画経営に取り入れる機会となる。
毎年授業等を通じて蓄積される多種多様なクリエイティビティやアイデアという大学保有資産の有効活用、社会還元が図れる。
まだ世の中にない新しい魅力
今まで学生の論考や制作物は、成績評価の対象であり、一過性の課題成果物として世の中に出ることなく、授業内で記録・ストック・廃棄されてきた。しかし大学空間で創出される膨大なアイデア・データは、貴重な潜在的社会資産とも考えられる。
特にデザイン系などの分野においては、学生ならではの斬新な発想の宝庫である。企業等とタイアップして、それらを社会化・商品化するために公開プレゼンテーションなどでマッチングするシステムは今まで無い新しい試みとなる。
研究をもとにしたプロダクトと挑戦
現在の利用・活用シーン
学生を交えた産学連携プロジェクトで製品化したものもいくつかある。段ボールテント、トイレットペーパー新企画、デザインフェンス等。
挑戦したい領域・分野
医療、農業、行政など、今までデザインとは関係の薄かった分野においても、今後は革新的、創造的発想力が必要とされます。モノだけではなく、システムや体験自体をデザインする視点が求められています。
事業者の皆様へのメッセージ
是非学生たちの制作物を見てください。その中で、自社で製品化できるようなデザインや新授業のヒントになるアイデアを発掘してほしいと思います。
解説者
岡本 清文
Kiyofumi Okamoto
文芸学部文化デザイン学科
問い合わせ先
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