FEB 15, 2021

PROJECT REPORT

アクトプロジェクト年間活動報告

INTRODUCTION

本学の建学の精神が示す実学は,身近な「生活環境」の中に存在します。各学部教育では,「生活環境」を専門的な視点から紐解きますが,学んだ専門知識の立場や役割を体感する機会が少なく,実学に至るのは難しい。
本プロジェクトの目的は,その解決策の一つとして,分野や立場,学問の垣根を作らず情報交換や議論を行う「場」をつくり,興味ある学生に解放することです。この「場」に触れた学生が,他の立場や視点の意見に耳を傾け,自らの立場を深く理解し,生活環境の疑問解決に向けた自主的な行動に繋がることを目指しています。

【成果】全体の交流はできなくても,個別で状況に即した柔軟な対応が光る一年

コロナ禍もあり,教員間は本来の教育,研究業務にも支障を来す状態で,交流会を開く余裕がない一年であった.一方で,関連する学生団体は,アクトを利用できない状況下でもオンラインを通じたミーティングで情報交換を行っていた.これも,大学がITCの基盤としてZoomやslackを導入した結果だと考えている.また,普段から個別に発信しているSNSを通じて,他団体にも現状が伝えられていることが大きいのではないだろうか.後半には,オンラインでの講演会や学外の活動団体との交流を重ねる団体や,身近で行われる小さなイベントに少人数で参加する団体など,活動を広げていた.普段から培った力や情報網が試された1年だった感じるとともに,学生団体の成長を感じる1年であった.

【具体的な活動内容①】学生団体はちのじの活動

月2回の全体ミーティングとそれに加えて臨時のミーティングを週一回程度zoomを利用して行っている。新型コロナウイルスが拡大している状況ではあるが、屋外でのイベントなど三密を避けて地域に貢献できるイベントへ参加している。例えば,コロナ対策をしつつ、具体的に商店街を活性するイベント、廃校のリノベーションのお手伝いなどです。コロナ禍でも動ける範囲でやりがいをもって活動できている。来年度アクトを利用してミーティングを行えればオンラインとはまた違ったミーティングができると思うので、是非アクトを有効活用したいと考えている。

【具体的な活動内容②】ハッピーアースデイ大阪の活動

通常のイベント準備に関するミーティングの他に、環境問題に関するオンライン勉強会を定期的に行っています。環境問題に取り組まれている外部の方もお呼びし、お互いに深い話をすることができました。そのテーマは,「フードロス」「海洋ゴミ」「コロナ禍の環境問題」「もののけ姫から考える人権・自然破壊」「生物多様性」などを様々なものを取り上げました。講演もpatagoniaの方や、八尾の廃校を活用した博物館「きんぱく」のスタッフの方にしていただきました。

地域に繋がりを持ち街を人を笑顔に活動にしている団体です。また、様々なことに挑戦していきます。

鈴木美里

総合社会学部

対面では会えない遠方の方とも交流し、学生メンバーにとって大きな刺激になったと感じています。

前田天音

総合社会学部

市役所やNPOなどで働く方々と一緒に、八尾を盛り上げようと活動している団体です。

縣拓海

総合社会学部