JUL 16, 2019

EVENT REPORT

Design Factory(デザインファクトリー)発表会

INTRODUCTION

Design Factoryが6月5日、正午に近大のアカデミックシアターのラーニングコモンズでこれまでの活動についてプレゼンテーションを行いました。たくさんの人達が集まり、緊迫する空気の中、幕が開けました。
樋口:「今回作った資料や音楽はすべて自分たちで作成して、自分たちの完全なオリジナルのパワーポイントを作りました」と話を始めた。そして、リズミカルな音楽が流れ、画面に自分の画像が登場し、一人ひとりが音楽のリズムに合わせて、まるで歌っているような自己紹介を行った。聞き手側は拍手喝采で彼らの自己紹介を受け入れてくれた。自己紹介が終わり、彼らの熱いプレゼンテーションが始まった。

「Design Factory」とは

学生自らアカデミックシアターを利用し、どのように感じたのか。
そしてACTをどのように活用していくべきかを考え、
その「場」を学生主体で考える団体のこと。
モノづくりを通じて、ACT内の様々な活動をつなぐことを目的としている。

川添陸

経営学部3回生

提案の背景

川添:私達はアカデミックシアターで多種多様なプロジェクトに参加することによって、今まで経験したことのないような貴重な体験をさせていただきました。ここでは、向上心の高い他学部の学生や企業の方と触れ合うことができ、自分たちのキャンパスライフに良い影響を与えてくださったと考えています。しかし、アカデミックシアターで色々なことを体験したからこそ、見えてくる課題がありました。

今のアカデミックシアターの課題とは?

1.他のプロジェクトが何をしているか分からず
プロジェクトチーム同士で交流する機会が少ない


2.アイディアを出せる場所はあるが、形にする場所が少ない

川添陸

経営学部3回生

記者: 確かに私自身も、プロジェクト内での交流はたくさんありますし、プロメンバー内で仲良くなる機会はたくさんあると感じていました。しかし何か物足りない、新しい化学反応が起きていないなと考えていました。そこで、ACT内のプロジェクトチーム同士の交流に目をつけることで、新しいイノベーションが起こりそうな気配を感じさせてくれました。
(ワクワク・ドキドキ)

Design Factoryが訪問した3つの場所

Design Factoryの今後の行方

1.学生が気軽に訪れることができ、文理や学部にとらわれることのない、共創できる場にする


2.モノづくりに興味がある人のみならず、今までモノづくりをしたことがない人がモノを作りたくなる仕組みをツールを用いて実現する


3.工作だけではなく、音楽や料理からソフトウェア開発まで、多様なものを作りだせる場にする

濱崎洋嗣

総合文化研究科心理学専攻M2

記者:私自身、最近の学生は自分を何者かでありたいと考えている人が多い気がしています。今の自分自身の肩書や学部関係なしに、まだ未知の可能性に挑戦し、「自分」という人間を表現したがっていると感じています。自分が変われるきっかけやいつでも挑戦しても良いんだという環境があれば”もっと生きやすい世の中を作ることができる”と考えています。

どういう世界観をつくりたいのか?

多様で、領域を超える未完成の躍動感にあふれる場を作り出す。


すべての学部と全ての嗜好性を刺激し、自己表現をくすぐる場を作る。

濱崎洋嗣

総合文化研究科心理学専攻M2

濱崎:近畿大学は14学部48学科の総合大学であり、学生同士でもっと交流を深めることで新しい考えが生まれるのではないか。正解やゴールを達成するのではなく、自分たちで自由に作り変える場が必要ではないかと考えました。

また、自己表現の場がたくさんあれば、学部で学んだことやACTで考えたことを色んな場面で活かすことができるのではないか。学生自身がもっとおもしろくなる可能性を秘めていると考えていました。

世界観を実現するための3つのポイントとは?

1.”簡単に操作できる機材の設置”

濱崎:理系文系関係なしに、誰でも簡単に扱える機材を設置することが大事ですね。例えば、ピアノを置くことで上手い下手に関わらず音を鳴らしてもいい。そして、その音やメロディーにより周りにいた人たちが踊りだしたり、歌いだしたり、手拍子したりするなどが生まれる。つまり、”つながり”が生まれる。

他方で、Art Work(工芸作品)を作る人がいたり、上手い下手は関係なしに自分たちの手で簡単に一度モノづくりを体験してみる。例えば、3Dプリンターやレイザーカッターなどを使うことも有効な手段でしょうね。

また、”ideabox”の設置をすることで要らなくなったアイディアを回収し、そのアイディアを誰かが拾い、新しいことにアップデートする。学生たちのアイディアを出すことへのハードルを下げることが目的です。

2.”躍動感を醸成するイベント企画→開催へ”

濱崎:もっと掘り下げると「近大EXPO」の企画ですね。大学生は学部で培った知識を使うことがまだまだ少ないのが現状です。”学部と学部”を組み合わせて新しい取り組みをしていく必要があります。

例えば、”経営×文芸学部”の組み合わせだと「売れる小説をどうやって考えるか」。”総社×薬学”だと、「うつ病をつくる薬をどうやって作るのか」。学部間を超えた交流をすることで、今まで出会えなかったつながりや新しい知見の発見、新しい何かを生み出すことができると考えています。

つまり、近大ならではのEXPOを作れば、学部で学んだ知識やそうでない知識も混ぜ合わせることで、すべての近大生が楽しめるイベントになるのではないかと考えています。

3.”自分たちで多様で操作、可変できる空間”

濱崎:これは完成形ではなく、未完成の状態であることで、日常的に発展する場所にすることができる。MTRL京都に訪れた時に、台形の机がありました。台形型の机にすることで、広い場所では何かモノを作る作業したり、狭い場所では話し合いをしたりするなど、自分たちで用途を変えることができました。このように自分たちの手で空間を変えたり、用途に応じて場所を変えることができる空間が必要だと考えます。

Design Factory全体図

最後に

多様な自己表現の場が増えることによって、未来の近畿大学を作ることができる。

濱崎洋嗣

総合文化研究科心理学専攻M2

濱崎:アカデミックシアターに来ていない層にターゲットを絞り、そこにアプローチしていくのが良いと考えています。アカデミックシアターに来ていない人が多様な自己表現をできる場所を作る必要があります。そうすることで、自分に自信ない人、何かアクションを起こしたい人、何していいかわからない人などの人たちが変われるきっかけになるのではないでしょうか?大学側が学生にもっと自分のことを表現して良いんだ、自分という人間は意外に面白いんだということを知るきっかけになるような”場・機会”を作れればもっと生きやすい世の中になるのではないでしょうか?そうなることを僕たちは期待しています。

最後に一言伝えたいことがあります。

“You can express your own word!!”(ありのままの自分を表現しても良いんだよ!)

記者:今回のイベントは近大が今後さらに発展できる可能性を感じました。なぜなら、様々な自己表現を行える環境が増えることで、ありのままの自分を受け入れてくれる人たちと出会え、誰しもが通いたくる大学になると思ったからです。私自身の体験で言うと、去年あるインターンに参加した時に、周りの環境が自分の挑戦を後押してくれたり、しんどいときは辛いと言える場作りができていました。そこで、自分を偽らずに、本当の自分をさらけ出しました。自分のありのままを出して、生きていくことが本当に幸せだなと感じました。これからは、人々が色んな自分を表すことのできる場こそ、今の時代に必要な環境ではないでしょうか?

EDITING TEAM

  • Writer&Photographer

    谷川 孝寛

    ゼロテン編集室

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