INTRODUCTION
イベントきっかけの秘話
イベント主催者の井上さんが西崎社長さんのTwitterをフォローしており、いつかお会いしたいと感じていたそうです。ある日、立命館大学で西崎社長の講演があること知り、「なんで関西で一番おもろい、盛り上がっている近畿大学で講演会がないのだろうか」って思ったそう。その後、井上さんがTwitterで西崎社長へリプライを送り、西崎社長から即レスで「是非やりましょう」となったのがきっかけです。この2人のやりとりを見ていた近大生の瀬戸敦史さんと田中颯馬さんも企画運営に関わり、3人で企画の内容を詰めていきました。その後、職員さんに企画書を提出し、いよいよ集客が始まりました。以上の流れからわかるように電光石火のスピードでコトは起きたのです!
私達の掲げた目標
企画が通ったからと言って、安心していてはいけません。
なぜなら、西崎社長から面白い企画を提案されたからです。
それは………
- イベントを開く前にサポーターズ(運営のチームのこと)100人集めること
- 当日の参加者が300人以上
当初はメンバーが3人で、本当に達成できるのか?そんなに多くの学生を集めるのは不可能ではないか?など、不安や怖さが彼らの心にありました。自分の友だちからサポーターズを少しずつ集め、SNSで広報を地道にコツコツと集客を行っていきました。
その結果……..
「サポーターズ100人を集める」という目標を期限の当日の数分前に達成しました。あの時、言葉では表現できないエモい雰囲気になり、みんな感慨にふけっていました。SNSでの盛り上がりは今でも忘れられません。
その後決起会では….
後日、サポーターズ限定で当日のイベントを成功させるために、決起会を行いました。60人以上のサポーターズが参加し、当日のイベント集客を達成するために、チームを組みました。各チームがどうしたら目標を達成できるか、そのためにどんな施策があるのかなど試行錯誤しました。各チームが考えた戦略を西崎社長の前で発表し、フィードバックをもらい、ブラッシュアップしていった。残りの3週間、各々が掲げた目標を達成するために行動に移していった。
登場
アイスブレイクで打ち解けた会場が盛り上がる中、ホールは暗闇に包まれた。会場には静かな緊迫感の鼓動が響く。心踊る音楽が会場全体に響きわたり、カウントダウンが始まり、動画が始まった。会場は大いに盛り上がりを見せ、西崎社長が登場された。私達は映画の一部になったような気持ちになった。
「おもろいで世界を変える」ブラックな企業
一言でいうと、主に採用ブランディングを行っている会社です。具体的には、採用戦略の企画の立案やブランドコンセプト設計、会社のオフィス、HP、映像、パンフレット、プレゼンの資料、などを自社で企画し、導線づくりしている会社。スタッフの半分以上はクリエイターで、社員全員がTwitterをやっている。
以下に会社のホームページを載せているの気になった方は是非御覧ください。
この会社の西崎社長さんはトゥモローゲート株式会社 代表取締役 最高経営責任者/個性が混ざりあうブラックな企業の創業者/Twitterのフォロワーが2万人以上/Twitterで仕事の内容ではなく、仕事の価値観などをつぶやいている。
興味ある方はこちらに西崎社長のTwitterアカウントが載っているので、要チェック!!
学生と社会人の相違点とは?
学生にとって働くことや仕事をすることを想像するのは非常に不安なことです。
なぜなら働いたことがないからです。今までの自分の過去の経験に基づいて、なんとなく仕事を選んで間違えるのではと心配する人も多いのではないでしょうか?
そこで今回はっきりさせたいのは、学生と社会人との相違点です!
学生と社会人との相違点は「自立」です。
西崎社長:学校やアルバイトは先生や上司から指示をもらい、それに応じて行動すればある程度、成績や結果が出てきたと思うのですが、社会に出るとそうはいきません。
社会に出ると指示を待つだけではなく、自分の頭で考え行動に移すことが大事になってきます。つまり、自分で何かを作っていくことが大事になります。これを聞くと皆さんは「当たり前だろう」と言いますが、ほとんどの社会人は出来ていないことが多いと肌感覚で思います。多くの人は会社の言いなりになってしまっているのです。
ここにいる近大生には是非、自立して結果出せる人材になってほしい。
そのために
結果を出せる人の行動思考が10個あります。
みなさんは何個あてはまりましたか?
私は6個でした。まだまだですね。
上記の10個のことを意識することで、私生活から態度まで何かしら変化がありそうなので、みなさんも意識することから始めてみてはいかがでしょうか。
1つの1つの積み重ねが大事ですね。
社会に出る若者へブラックな社長が捧げる言葉
西崎:みなさんはこれから社会に出ていくと思うんですが、仕事をする大前提として、2つ大事なことがあります。
- 人生の殆どが仕事の時間。
- 20代にどう生きたかで人生決まる。
西崎:では上記の2つのことで何が大事か?というと「目的・目標を持つこと」です。
夢ではなくてもいいけど、今の時点でなんとなくvisionを持つことが大事。10年後、〇〇しておきたい、〇〇になっていたい、どういう世界が広がっていたいか?などの将来のvision設計を持ってほしい。
そのために次のワークショップでフレームワークを使います。
10年後の未来を作るきっかっけを
~セルフビジョンマップの作り方~
step1: 10年後になりたい自分の理想像や10年後どういう人生を送りたいか
を想像してください。具体的な状態をイメージし、逆算的に物事を捉えてください。
step2: その理想を実現するために優先度の高い目標を3つ選び、期限と定量ゴールとアクションを設定してください。
*自分の判断基準を決め,それに従うこと(定義をしっかり決める)
*プロセスはしっかり決める。目標設計において大事なことは期限を決めることと定量的なゴールを決めること(この時yes,noで判断できるように)
*自分の成っていたい状態を具体的に出し、その要素を書き出す。
質疑応答
Q.人との関係をうまく築くために大事にしていることは何ですか?
西崎社長:なんだろうな。うーん。経営者の人と仲良くなることが多いんだけど、物事をはっきり言うことかな。自分から自己開示し、相手に心を開かせることも大事にしてますね。
一番大事にしてることは、相手に「敬意」を持って話すことですかね。相手をリスペクトすることを気をつけていますね。人間関係は鏡だと思っていて、話していて楽しいなって思っている場合は相手も楽しい。その人の悪い所を見るのではなく、良いところは何かを探して、その部分を尊敬することが大事だと思います。
Q.10年後、何があるかわからない。どんな壁に打ち当たるかわからない。そんな時、どうやってモチベーションを保っていけばいいですか?
西崎社長:自分も10年前はこうなっていると思わなかった。大事なのは現時点でどうなりたいかを考えること。それは今後全然変わっても良い。大きい目標は変えないほうがいいと思うけど、細かい目標は変わってもいい。大きい目標を達成するための手段は変わっても良い。
最後に
今回私もこのイベントの運営に携わっていたのですが、サポーターズが100人集まった瞬間や決起会での学生の熱意は今までの学生生活で見たことのないものでした。それはこのイベントを絶対に成功させたいという気持ちに他なりません。イベント当日は多くの参加者に来てもらい、大盛況でした。学生自らイベントを設計し、目標を達成するために何が必要なのかを考え行動していく。この流れがこれからの近畿大学に必要になってくるのではないでしょうか?
EDITING TEAM
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Writer&Editer
谷川 孝寛
ゼロテン編集室
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Photographer
樋口晃大
ゼロテン編集室