NOV 27, 2019

EVENT REPORT

新聞折込広告アイデアソン

INTRODUCTION

新聞の中に入っている折り込み広告ってありますよね。
手にとってじっくりと読むことありますか?
インターネット社会である今、折り込み広告を見てもらうためにはどうしたらよいのでしょうか?
そこで今回は、学生23名が新聞折込広告の新しい形を考案し、実際に広告代理店の株式会社大広と株式会社朝日オリコミ大阪の方々に提案しました。

新聞折り込み広告とは?

まず新聞折り込み広告とは、一般的に毎日各家庭に配達される新聞の中に折り込まれている紙媒体の広告のことです。デジタル化が進んでいる現代、新聞などの紙媒体を目にする機会が少なくなってきています。しかし、新聞折り込み広告の効果は意外な程、絶大であることがわかりました!

それはなぜなのかということを、今回のアイデアソンに入る前に、株式会社朝日オリコミ大阪の佐々木さんから教えていただいたので、私が代わりに皆さんにお伝えしようと思います!

新聞折込広告は意外とすごい!

ネット社会が進んだことで、人がモノを買う際の行動に少し変化が起きています。

これは消費者の購買行動を示したものです。この2つの法則の違いは、「I(Interest)興味」を持った後の行動です。

ネットが普及したことにより、検索エンジンを使い商品情報を詳しく調べたり、SNSなどから購入者の生の声を聞けたりできるようになりました。だから、興味を持ったら、すぐネットで調べ、購入後その商品の良し悪しをみんなにネットを通し共有するという流れに変わりました。

それだと折込広告を作る意味があるのか、と疑問に思いますよね。いやいや、そんなことありません。ネットが一般化していない時代もしている時代も共通しているのが、「A(Attention)認知」→「I(Interest)興味」です。まずモノを知ってもらわないと、買ってもらえないということです。つまり、広告を出すことが重要なのです!

年々、新聞購読者は減少しており、ネット広告に比べ折込広告を見てくれている人も減ってきています。しかし、日本の企業は、「テレビ」、「ネット広告」の次に「折込広告」に多くの費用を使っているのです!なぜなら、人口・世帯・貯蓄ごとに狙って広告できるからです。つまり、知ってほしい人に知ってほしい情報を届けることができるのです。また、近年の新聞購読者は主に45~50歳以上の比較的お金を持っている人です。だから、こういった層にはネット広告より折込広告の方が見てもらいやすいのです。

新聞折込広告がまだまだ大きな影響力を持っていることがわかってもらえたところで、イベントのレポートをしていきたいと思います!

アイデアソンスタート!

今回のアイデアソンでは、企業の方に審査員をしていただき、提案した案の中から賞を選んでいただきました。選んでもらえる良いアイデアを考えるための考え方を、司会の吉田さんがまずレクチャーしてくれました。

消費者が購入に至るまでは、①広告の存在を知る②サービスの価値を知る③行動に移すの3ステップがあります。3ステップごとのターゲットの心情の変化をストーリーで捉えて、アイデアを考えると良いそうです。では考えていこう!

盛り上がりを見せたアイデア発想

1~6班に分かれ、まず個人で思いつくだけのアイデアを付箋に書き出していきます。みんな頭をフル回転させ、一人5枚以上のアイデアをテーブルに貼り付けていました。私は事前に考えていた10個程のアイデアを勢いよく書き出しました。書いている間、審査員の方が「これは面白い!」や「これいいねぇ」と言いながら楽しそうに学生たちのアイデアを思った付箋に★マークをつけて見て回っていました。★マークをもらった人は、嬉しさを隠せず、笑みをこぼしながらも集中してどんどんアイデアを出していました。

自由にアイデアを出した後、今度は業界別にアイデアを出していきました。「メーカー」「サロン・ジム」「塾・教習所」「アミューズメント」「不動産」「車屋」の6業界別に考えていきました。業界別に考えることで、案がより具体的になり、「それ良いやん!」「これとこれを組み合わせたら面白そう!」といった声が飛び交い、良い感じに盛り上がってきました。

ちなみに私の班のアイデアボード(左の写真)には大量の付箋が貼られました!各班のボードを見て回る時間も設けられ、みんなそれぞれ「こんなアイデアもあるのか」と参考にしつつ、自分たちの案を魅力的にしていきました。

自分たちはこのアイデアで勝負だ

アイデアを出し終えたところで、今度は勝負するアイデアを決めていきました。みんなアイデア発想で意見を沢山交わしていたので、早い段階でこれなら勝てると思った案を決め、より具体的に考えていきました。そして、実際に紙とカラーペンで試作品を作っていきました。どの班も「時間がない!」と焦りながらも完成させ、魅力が伝わるような発表の仕方を考えていました。

いよいよ企業の方に提案

いよいよプレゼンです!各班約2分程の時間で、自分たちのアイデアを実際に折込広告に見立てた用紙を使い、身振り手振りでアピールしていました。時間が無いながらも、どの班も完成度の高いユニークな折込広告を作っていました。

優秀賞はどのチームの手に

全てのプレゼンが終わり、表彰が行われました。どのチームのアイデアが選ばれたのでしょうか!

まず大広賞は、2班の「お湯へポン!」でした。ひよこのイラストが描かれ、入浴剤を含ませた水溶紙を使用したチラシ。お風呂に入れると商品名などの重要な情報だけ浮き上がる仕組み。子供のいる家族に興味を持ってもらい、入浴剤購入を狙った広告でした。お湯に溶けるというユニークな発想と、きちんと重要な情報を残るようにした点が選ばれたポイントでした!

次に朝オリ賞は、5班の「謎解きチラシ」でした。手触りが海賊の持っている地図のような質感の紙を使用したチラシ。謎を解くと百貨店などで特典がもらえるようになっており、謎がわからない場合SNSで拡散しヒントをもらって広めてもらう広告でした。コスト面とSNSによって拡散するという話題性があると高評価でした!

最後に優秀賞は、6班の「生えるオリコミ」でした。植物の種を埋め込んだ紙を使用したチラシ。土を入れたコップに丸めて入れ、水をかけるだけで植物が生えてくる仕組み。ガーデニングやエコに興味を持ってもらい、花や観葉植物などの購入を狙った広告でした。実現可能性の高さと、環境問題も考慮した点が絶賛されていました!

企業の方にインタビュー

今回審査員として参加して頂いた、株式会社朝日オリコミ大阪の佐々木さんにインタビューさせていただきました!

実現できそうなアイデアはありましたか?

鏡を使った広告や、植物が生えてくる広告は可能性があると思いました。特に「謎解きチラシ」は商店街の活性化に活かせそうだと思いました。

新聞折込広告の今後はどうなると思いますか?

ネット社会が進む中で紙が高級品になっていくと思います。そこで紙で広告することに付加価値が付いてくるだろうと考えています。グラフで見ると新聞折込広告は右肩下がりだけど、ターゲティングができるという強みを活かして、ピンチをチャンスに変えていきたいです。

ネット社会の今だからこそ、ユニークな発想で、

新聞折込広告という紙媒体での広告の可能性を広げていくことが大事!

EDITING TEAM

  • Writer

    米田 来美

    ゼロテン編集室

  • Photographer

    中村 慧太

    ゼロテン編集室

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