APR 13, 2021

INTERVIEW

【誰でもデザインはできる】デザインを学ぶと、人生が豊かになる!?

INTRODUCTION

山本さん サムネ.png

山本拓弥

和歌山出身。プログラミングやデザインを勉強し、「近大1のクリエイターコミュニティを目指す」学生団体『近もく会」の部長を務める。また、フリーランス、起業を近畿大学中に経験する。現在は404DESIGNERSの社長としてデザイナーをしている。

_________________________________________________________________________________

0-10Studioが送るパーソナルインタビュー。今回は近畿大学アカデミックシアターから発足したプログラミングやデザインなどを学ぶ学生たちによって形成された、「近大1のクリエイターコミュニティを目指す」学生団体、『近もく会』のメンバーとしてクリエイティブ制作について学ぶ傍ら、スマホアプリやWebサイトなどのネットコンテンツから、ロゴやブランディングなどの様々なデザイン制作を手掛けるデザイン会社「404DESIGNERS」を3年生の時に立ち上げるほど“デザインを愛する男”山本拓弥さんにデザインについてたっぷりと語ってもらいました!

_________________________________________________________________________________

先進的なインドのデザインに刺激を受けて

S__220176407.jpg

―まずは山本さんの大学生活についてお聞きしたいのですが、どのような大学生活を送っていましたか?

大学1年生の時は典型的な学生生活を謳歌する大学生でした。クラブに行って朝まで遊んだりドン・キホーテなどに売っている『マニックパニック』というカラークリームのスポンサーさんとイベントを開いたりしていました。

1年生の終わりには3週間ほどインドにインターシップをしに行きました。そこでデザインについて興味を持ち、クリエイティブ系の勉強を始めました。2年生ではフリーランスや不動産テック企業でデザイナー兼エンジニアとしてインターンを経験して、3年生の時に「会社を作ってみようかな」というノリで『404DESIGNERS』という会社を設立しました。4年生の今は新型コロナの影響もあり、ほとんど自宅で仕事をしていました。

1年生から随分アクティブに活動されていたのですね。インドに行ったきっかけは何だったのでしょうか?

海外旅行をしたかったのですが、海外に遊びに行くだけでは面白くないと思っていました。そんなとき、近大で海外インターンシップを募集しているのを知り応募したのがきっかけです。

―大学のプロジェクトを利用したのですね。実際にインドに行ってみてどう感じられましたか?

僕が行ったのは「インドのシリコンバレー」と呼ばれるバンガロールという地域で、そこは数々の先進国のスタートアップが参入している地域でした。最初はエンジニアになろうと思い、刺激を受けながらホームページなどを作っていました。しかし、街中の広告やデザインがとても先進的で刺激を受けていると、コーディングというシステムを設計するよりも、ユーザーやコンセプト、誰かのためにも役立つものを考える設計の方が楽しく感じ、デザインに興味を持つようになりました。

気づいていないだけで、誰もがデザインに触れている

S__220176405.jpg

3年生で起業されてデザイン会社を設立し、学生団体では部長としてデザインなどのクリエイティブについて学ばれていました。山本さんにとってデザインの面白さとは何でしょうか?

僕は、人間誰しもデザインマインドを持っていて、誰もが日常的にデザインに取り組んでいると思っています。例えば、出掛ける際の服装であったり髪型であったり、女の人なら化粧で目元を明るくしたりなど、人にどう見られるかを意識し、自分自身をデザインしているのです。このように自分のためや人のために何かを深層心理的に考えてみることが、デザインの面白さを感じる第一歩だと思います。

―なるほど。しかし、私のようにセンスがなくては、それはできませんよね…

僕は何でもやってできないことはないだろうと思っていますし、デザインも勉強すれば誰でもできるようになると思っています。例えば、吉本さんは野球できますか?

―できますよ

でも、「野球はプロ級ですか?」って聞かれたら、「違う」と答えますよね。

別にプロ級じゃなくても「野球できる?」と聞かれたら「できる」って答えられるように、先ほどもお話しましたが、人間は生活の中で身近にデザインを触れているので、誰でもできるはずです。あとは、自分自身がデザインを学びたいと感じ、深く考えていけるかどうかです。業界のトップを目指すならセンスも必要なのかもしれませんが、それはどの業界でも共通で言えることですよね。

ブランディング、そしてプロデュースまで

S__220176406.jpg

―デザイナーとして意識してきたことは何ですか?

僕なりの勉強方法を確立して、それが「楽しんでできているか」を意識してきましたね。また、以前の制作物と今回のデザインのできを見比べてちゃんと成長できているか、他のデザイナーさんと自分、誰かのデザインと自分のデザインを比べて何が劣っているかの分析を毎日してきました。

―分析をされてきたということですが、ご自身のデザイナーとしての強みをどのように分析していますか?

僕は単にデザインをするというわけではなく、徹底的にお客様にヒアリングを行ってブランディングからデザインを行っています。例えば、『学生デザイナー』と称する人は結構いて、「名刺をデザインできます」という方はよくいます。でも、僕の場合は名刺からどんどん派生させ、個々のお客様に応じたスタイルやバックグラウンドまでプロデュースができます。これをできる学生デザイナーはあまりいないと思っています。

それと、アプリケーションの制作などでデザイナーとエンジニアがコミュニケーションを取るときに困るのが、デザイナーは「かっこいいからこうしたい」、でもエンジニアは「機能性を重視したいからこういうふうにしたい」という思考のずれの発生することが多々あり、エンジニアとデザイナーの架け橋になれる存在の学生デザイナーも少なく感じています。僕自身はエンジニアリングの経験があるので、エンジニアとコミュニケーションを取りながら進めることができるので、これらが僕の強みだと思っています。

デザインは見える世界を変え、琴線に触れる

S__220176400.jpg

―学生はどのような姿勢でデザインを学べばいいでしょうか?

デザインはすごく応用が利く技能だと思っています。例えば、配色やレイアウト、タイポグラフィーなどを学べば、生活に応用できます。部屋をおしゃれにしたり、料理の盛り付けが綺麗にできるようになるなど、身近な生活に応用することができます。また仕事をする上でも、パワーポイントなどでプレゼンテーションの資料を作る際などに他の人よりも分かりやすいデザインにできたりするので、他の人との差別化に繋がりますよね。このようにデザインは応用しやすく、学んで損はないので、デザイナーではない人こそ学んでほしいと思っています。

それと世界の“見方”が変わることも、デザインを学ぶ楽しさのひとつです。街を眺めたとしても、デザインに興味のない人にとってはただの街並みにしか見えません。しかしデザイナーとしての視点に切り替わると、ただ散歩をするだけでも見えてくる世界が変わるので面白いし、言い方を変えれば人生が豊かになると思います。

―来年の入学生に向けてアドバイスを

アカデミックシアターでは色んなイベントを開催しているので、1年生のうちに気になるイベントには全部行った方がいいと思います。僕は12年生でビジネス系のイベントに行きつくしましたね。3年生では行きたいイベントがなくなったくらいです。12年生で全部経験することで、その後学生のレベルを超えて大学外部の方や社会人、サポートしてくれる大人の方々と同じレベルで面白いことができるようになるので、少しでも面白そうだなと感じたイベントには参加した方がいいと思います。

―今後の抱負をお聞かせください

現在の自分の仕事だけにとどまらず、スタートアップのデザインのプロデュースをしてみたいです。例えば、昨今はアプリを使ったスタートアップ事業が結構増えていますが、速さや軽さなどの機能性のみを重視しがちです。しかし技術が飽和状態になりつつあるこの時代で、どういったところがユーザーの琴線に触れるかといえば、「アプリの使いやすさ」というデザインの部分です。例えばボタンが大きいとか、押しやすい場所にあるとか。この飽和した技術世界の中で差別化のポイントになるのはデザインです。それをスタートアップに携わる人たちにわかってもらいたいと思っています。

インタビューを終えて

学生でありながら、デザイナーとしての道を歩む山本拓弥さん。そのきっかけはインドでのインターンシップでした。これは学生だからこその経験で、その経験を活かせる環境が学生団体「近もく会」にあったことも大きいと言えます。さらに山本さんは自らの手で会社を設立し、デザイナーとしての立場を確立してきました。その目には、きっと自らの進むべき道がはっきりと見えているに違いない。これからも山本さんの手掛けるデザインを目にすることができるのが楽しみで仕方がありません。

EDITING TEAM

  • Socialmedia

    吉本亘輝

    経営学部商学部

RELATED STORIES