FEB 28, 2020

PROJECT REPORT

アクトプロジェクト年間活動報告

INTRODUCTION

絶滅危惧種に指定されているクロマグロなどの生態調査を目的に、レーザーを搭載した人工衛星で世界中を365日24時間、宇宙から水棲生物の行動や場所を追跡する新たな調査方法の開発を行っています。実現のために、レーザーサーチライトを用いた基礎実験や近畿大学初の超小型衛星を設計・開発して打ち上げることを目標に活動しています。

【成果】令和2年度のプロジェクト成果について

プロジェクト実現に至る道のりを長いですが、レーザーサーチライトを用いた山岳遭難探索システムの開発や超小型衛星開発などの応用実験を行い、短期プロジェクトと長期プロジェクトに分けて行っています。
 新規メンバー向けに超小型衛星のトレーニングキット開発を行いました。トレーニングキットを組み立てて、プログラミングをし、動作試験を行っていくことによって、超小型衛星の各システムの役割をに学ぶことを目標に製作中です。
 令和2年度は下記の成果を達成した。
・「2019年度ミスミ学生ものづくり支援」採択
・学会発表:電子情報通信学会、レーザー学会
・メディア取材:新聞 5件、テレビ 3件

【具体的な活動内容①】レーザーサーチライトを⽤いた⼭岳遭難者探索システムの実証実験

 ⼭岳遭難者をヘリコプター等の上空から捜索しやすくするシステムの開発に取り組んでいます。近畿大学農学部のキャンパスにおいて、レーザーサーチライトを⽤いた⼭岳遭難者探索システムの実証実験を⾏いました。300m先の森林中のQRコード付き再帰性反射ウェアを着⽤した学⽣の位置を⾁眼およびカメラで正確に確認することが可能であることを実証しました。あわせて、QRコードを識別することによって、個⼈を特定することも可能であることを⽰しました。冬山での遭難者探索を目的に、共同開発したレインボーに反射するウェアを使用し、実際にスキー場(六甲山スノーパーク)でフィールド実験を⾏いました。

【具体的な活動内容②】超小型衛星開発に向けた地上実験

反射距離を伸ばすために地上・衛星間の実験に向けた超小型衛星の開発を行っています。超小型衛星に搭載予定である特殊な反射材(再帰性反射材)の真空耐久試験を行いました。また、情報通信研究機構(NICT)の衛星レーザー測距を用いて、数km離れた再帰性反射材からの反射を測定する実験を行いました。実験に使用した衛星レーザー測距は、実際に運用されており高度1500kmの衛星に対して使用されているものです。

まだまだ、課題は多いですが実現に向けメンバーで力を合わせて頑張りたいと思います。

栗原 侑也

理工学部

衛星の作製・打ち上げに大きく前進した一年でした。課題は多いですが打ち上げに向けて全力を尽くします。

三浦 陸

理工学部

楽しく学びながら、大きなことをしたい!

中島 滉太

理工学部

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