FEB 18, 2021

PROJECT REPORT

アクトプロジェクト年間活動報告

INTRODUCTION

本プロジェクトの目的は、学生や教員が日々行っている各種の研究の成果を「新たな形」で発信していくとともに、その発信のあり方そのものの効果を研究することにあります。複数の産学連携プロジェクトを実施し、書籍やウェブ媒体、SNS、イベント等、様々な「メディア」を創る実践を通じて、実学的な研究を進めていきます。

【成果】[Web][書籍][VR]を用いた研究成果の発信

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〇明石書店「Webあかし」の連載『現代文化見聞録』の執筆
〇増進堂・受験研究社『ゾンビ英単語(仮)』の制作
〇テンアップ「Vrschool」を活用した研究発表実践

Web、書籍、VRを通じた実践とともに、アクトを用いた展示や、テレビや新聞などのマスメディアへの掲載を通じて、活動の情報発信をおこないました。

【具体的な活動内容①】[webマガジンで研究成果を公開!]明石書店「Webあかし」の連載『現代文化見聞録』

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学生が研究して執筆した文章を、明石書店の編集担当および指導教員の岡本がアドバイスをした上で、webマガジンで発信しています。自分の研究の魅力をわかりやすく発信する力を磨いています。

2020年3月に開始した連載は、2021年2月現在、「ミルクボーイのネタがウケた理由」「やる気スイッチを入れる?最新文具事情」「音楽サブスクリプションと海賊アプリ」「スパイスカレーの魅力に迫る」「マーベルはアメリカ社会を反映しているか?」という5本の学生記事を収録しています。

『現代文化見聞録』
https://webmedia.akashi.co.jp/categories/847

【具体的な活動内容②】[書店に並ぶ書籍をつくる!]増進堂・受験研究社『ゾンビ英単語(仮)』

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ゾンビ映画のセリフを研究し、「とっさの時に使える英語」というコンセプトで書籍を製作しています。書籍の企画から制作、宣伝、販売まで、各段階について、研究・実践をおこなっています。

2020年度は、メンバーがそれぞれ数本ずつゾンビ映画を視聴し、英語のセリフを抜き出す作業を行い、ゾンビ映画で使われている英文の特徴を分析しました。次年度より、本格的に制作に入っていきます。また、アクトの飾りつけ、ツイッターアカウントの立ち上げ、運用を行っています。

【具体的な活動内容③】[VRで研究成果を発表する!]テンアップ「VRschool」を活用した研究発表

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「VRschool」を活用し、VR空間上の教室で、研究成果を発表したり、大学を紹介する取り組みを実施しています。

2020年度の近畿大学オープンキャンパス「CLOSE CAMPUS」で、学生と教員が制作した合計6つのVRコンテンツを発表しました。また、VR空間を用いたゼミ授業の実証実験は、テレビ番組『報道ランナー』(関西テレビ)および『かんさい情報ネットten.』(読売テレビ)や、新聞各紙で取り上げられ、大きな注目を集めています。

近畿大学VRschoolポータルサイト
https://www.vr-school.jp/kindai/oc20200927.html

普段のレポートでは味わえない責任感と文章が掲載された際には今までにない達成感を得ることができました。

坂下康紀

総合社会学部

大変な状況ながらも、オンライン上で単語帳出版に向けての準備ができたので、貴重な経験になりました!

大中杏優

総合社会学部

このプロジェクトを通して、“ゾンビ”という新しい世界を知りました。貴重な体験ができて嬉しいです!

今西雅

総合社会学部

コロナ禍でも対面授業のようにコミュニケーションが取れることで、適度な緊張感と楽しさがありました。

松本美優

総合社会学部