実学シーズ
ファジィ推論・ファジィ制御
古殿 幸雄
1987年仙台市営地下鉄の無人自動運転にファジィ制御が用いられ、1990年代には、家庭電化製品にファジィ制御・ニューロ&ファジィ制御が用いられて一世を風靡しました。ファジィ制御やニューラルネットワークは、人工知能技術として、今日のAIブームに貢献しました。ファジィ推論やファジィ制御は、昔の技術ではなく、未だに利用価値のある技術で、地下鉄や家電製品だけにとどまらずにあらゆる分野に応用が可能な技術です。
いま取り組むべき社会課題
後継者不足による熟練技術者の経験則の言葉によるデータベース化、自然言語による制御ルールの作成など、ファジィ推論やファジィ制御などを用いて解決できることは多いと考えています。

まだ世の中にない新しい魅力
ファジィモデルは、数式を使用しないで、言葉によって表現することができます。例えば、車の運転の時に、カーブの手前では減速を行ってからハンドルをゆっくりと切るとか、前の車との車間が十分にあり、制限速度に達していなければ、アクセルを踏んで加速するとか、システムにヒトの経験則を用いて構築することができるところです。
研究をもとにしたプロダクトと挑戦
現在の利用・活用シーン
経営戦略のためのファジィVRIO分析。ファジィデータ解析など。
挑戦したい領域・分野
様々な領域・分野に応用可能です。
事業者の皆様へのメッセージ
ファジィ推論やファジィ制御は、すでに実用化され実績のある技術ですので、様々な領域・分野での応用を一緒に考えていきましょう。
より詳しい情報を知りたい皆様へ
解説者
古殿 幸雄
Yukio Kodono
経営学部・経営学科
問い合わせ先
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