FEB 28, 2020

PROJECT REPORT

アクトプロジェクト年間活動報告

INTRODUCTION

ユーザーを理解し、インサイトを発見、問題解決へと導く「デザイン思考」のノウハウを習得しながら、企業・地域と連携させた課題解決型のプログラムに体当たりし、企画し実践しています。 例えば、「デザイン思考を近畿大学へ広めるためのイベントの企画、運営」「全国25大学が集まる製品企画グランプリへの出場 」 「キュレーションサイトおふろ部への記事執筆」などです。
これらをはじめとしたマーケティングデザインX Lab.のプロジェクトを、学生自らが議論し、試行錯誤しながら運営しています。

【成果】ファシリテートスキルを磨き、デザイン思考の他学生への認知を促した

私たちは、デザイン思考という人々のニーズや問題を正しく提起し、正しく解決する手法を、ワークショップ等を通じて他学生に広めていった。他学生がデザイン思考を会得することにより、課題解決力の向上が期待できる。さらに、マーケティングデザインX lab.のメンバーとしてもファシリテーターとしての役割を担うことにより、デザイン思考への深い理解と、場を観察して議論を活性化させる能力を磨くことにも成功した。今後も、お互いに利益のある企画によって成果を上げていく方針である。

【具体的な活動内容①】リーンスタートアッププログラム 解剖会議WS

リーンスタートアップという起業家育成プログラムが近年流行しており、その大会が学内で開催された。そこで優勝し、実際にスタンフォード大学でプレゼンをした、経営学部大谷諒馬さん、法学部阪井海斗さんを招き、ワークショップを開催した。
二人に登壇していただき、リーンスタートアップとデザイン思考の違い、リーンスタートアップを使うことのメリット、また実際のプレゼンなどを約二時間にわたり、ご講演頂いた。また、二部ではこちらから質問や、ミニ交流会などを実施した。ただ、講演を聞くだけではなく、それを自分自身も使えるようなインプットを行うことができ、これからの活動に生かすべきことばかりであった。

【具体的な活動内容②】三井住友銀行キャッシュレスアイデアソン

三井住友銀行の社員の方をお招きし、近大の学生証のプリペイドカードの利用率を上げるための新しい使用方法のアイデアソンを行った。今回はマーケティングデザインXラボだけでなく、ディスカッションラボのメンバーも参加し、約50名ほどの大規模のワークショップとなった。実際に問題発見をするために、デプスインタビューを行い、そのユーザーの日常生活にこのプリペイドカードを組み込むことで、どのような新しい体験が創造できるのかを、デザイン思考の知識を用いて考えていった。プリペイドカードの新しい使い方や機能も知ることができた上に、何より社会人の方とこのように深くかかわり、ご意見も頂けたことが何よりの学びであった。

ここまで多く挑戦と失敗、成長できるプロジェクトは他になく、入れて本当に良かったと日々感じています。

平賀 輝

経営学部

様々なバックボーンを持つメンバーでアイデアを高め合うのはとても有意義で楽しい時間です。

長尾百華

経営学部

プロジェクトを通しかけがえのない仲間と出会う事ができました。それが何よりのやりがいとなっています。

椋野起信

経営学部