INTRODUCTION
“オール近大”×地域の掛け合わせで持続可能な地域社会への貢献・推進に取り組んでいます。社会連携推進センターの前身である東日本大震災復興支援室は、文理や学部を越えて教職員の知を結集し、除染、心身ケア、産業・農業振興の分野で支援活動を行ってきました。そこで培われたノウハウと“オール近大”のアプローチを活かし、包括連携協定を締結している23の地方自治体等で地域活動を推進しています。また、国連が進めるSDGsの精神を尊重し、啓発・推進とともに、持続可能な社会づくりを共通したゴールと考え取り組んでいます。
【成果】アンスリウム商業出荷開始、川俣シャモすき焼きセット販売
学生団体SDGs PLANET結成
川俣町で栽培指導を行っているアンスリウムがビニールハウス増設後(11棟)の初出荷を迎えることができました。アンスリウムPR活動として、2019年8月「かわまたアンスリウム×近大アート展」では約1000名、12月「かわまたアンスリウム展」では約500名の来場があり、様々なメディアによる広報が出来ました。また、川俣関係者との商品開発を行い、「川俣シャモすき焼きセット」を販売しました。
SDGs推進活動のひとつとして、SDG WEEK in KINDAI 2019を実施しました。その中で企画・運営をした学生たちがSDGs PLANETを結成し、今後も継続して啓発・推進に取り組み、活動を行います。
【具体的な活動内容①】震災復興支援(福島県川俣町)および地方自治体等での連携活動
震災復興支援活動では、アンスリウムの出荷に伴うPR活動、学生による川俣町の放射線・放射能の調査、川俣町関係者との共同による商品開発・メニュー開発(シャモすき焼きセット)、川俣町PR動画の作成、サイクルツーリズムによる町内の活性化の提案等を実施しました。また、地方自治体等の活動では、大阪府とは健康キャンパスプロジェクトや近大オリジナルV.O.Sメニューの提供等を行い、高野町とは、廃校舎活用事業[白藤小学校(神谷地域)を中心とした活動、高野町観光情報センターのロゴタイプ、観光ポスターの作成、講演等]、おおい町とはヤマノイモ、自然薯の試験栽培を実施しました。
【具体的な活動内容②】SDGs啓発・推進活動
SDGs啓発・推進活動として、SDGs WEEK in KINDAI 2019を実施しました。企画・運営を学生から募り、各プロジェクトに分かれて活動しました。プロジェクトとして、食品ロスをテーマに、展示やコーヒーかすを使用したコーヒースクラブの体験、環境に配慮した石鹸シャンプーづくり、ジェンダーをテーマにみんなのホンネを聞く私のホンネボードおよびディスカッション、マイボトル推進、SDGs学生活動報告会等を行いました。また、ファッションからSDGsを考えるプロジェクトやオーガニックコットンを使用して商品開発を行うプロジェクトが始動しました。
SDGs WEEKは、近大内でのSDGs周知のみならず、学生団体が交流する場としても機能しています
田中 優衣
国際学部
今年度からプロジェクトの代表として責任を持ち、メンバーと協力しながらより良い活動をしていきます
庄谷 翼
国際学部
tabioさんとのオーガニックコットンプロジェクトでは、モノづくりの原点を見つめ直すことができました
寺浦 成美
国際学部