INTRODUCTION

近大レモン倶楽部はレモン栽培を通して、高齢者の方々と達成感を分かち合うことを目標とし活動を行っています。6月の活動ではレクリエーションも含め、レモンの栽培について学び、9月末には2回目の交流を控えています。9月の活動では、高齢者の方々と私たちとの間にある”違い”について交流をしたいと考えています。その中で、違いを見つけるだけでなく、そこから新たな"価値”を見出したいと考え、今回はその第一歩として8月28日に「こどもになる」の瀧 幸子さん、ITOKINさんを講師にお迎えし、ワークショップをしていただきました。

違いを価値に変えるWS

「こどもになる」の瀧 幸子さんに講師として来ていただきました!これまでのご経験や現在行っている活動についてご紹介くださいました。障がいのある人が当たり前に働いているユニバーサルフレンチレストランがあることや、障がいのある子どもたちが目をキラキラさせて自動車関連の会社の職業体験を行っている映像には、感動しました。

ITOKINさんは赤・青・黄の三原色のみを使い絵を描いていらっしゃいます。活動の中で障がいのある子どもたちと描いた「やりたくないこと」についての絵を見せていただきました。「やりたいこと」が見つからない人でも、「やりたくないこと」を真剣に考えると、「やりたいこと」が見えてくることがあるという気づきがありました。

お二人のお話を聞き、動画を見たうえで”違い”について考えたことを、年齢や学部の違う人でグループを作り、意見を交流しあいました。お題が広いテーマだったので、各グループ全く違うアプローチでディスカッションしていて、面白かったです。

次に、グループで出た意見を全体で共有しました。講師の方の活動についてだけではなく、そのお話から派生してディスカッションが盛り上がったグループでは、憧れの人の話や、親への感謝の気持ちなど、温かい言葉であふれて、素敵な共有の時間となりました。

最後に、全員で集合写真を撮りました。

様々な学部、学年の人が”違い”について考え、意見を交流しあい、自分一人では気づくことができなかった考え方を知ることができた良い経験となりました。
「違い」とは何だろう?「価値」とは何だろう?これからも考え続けていきたいです!

周りの人との間にある違いに気づいたとき、それをジャッジするのではなく「そっか~」と受け止めるようにしたいと思いました。

松尾 柚月

総合社会学部総合社会学科

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    総合社会学部総合社会学科