01 02

文学をマンガする

書を捨てず漫画も読む

読書の感動をそのままに映画館へ足を運んだらがっかりしたという経験を、誰でも一度や二度はしているはずだ。作品の出来不出来の問題もあるが、一番大きいのは他人の解釈に対する違和感。「わたしならこういうふうに表現するのに!」しかし、この違和感こそが新たなる創作へのトリガーになる。現代小説を中心とした原作付きの作品や活字に負けない物語の肌理(きめ)に触れられる作品を取り揃えた。マンガか活字かではなく、ここはぜひマンガも活字も。

 

KEY BOOK

「書を捨てず漫画も読む」を象徴する本です。

パノラマ島綺譚

乱歩の原作は、ポー『アルンハイムの地所』と谷崎『金色の死』が下敷きだ。本書は、この3作品の猟奇・静謐・耽美を至芸の筆致で脚色作画した。圧巻はパノラマ島の情景描写だ。ベックリン、ボッシュ、ミレー、若冲らの綺想と夢想の芸術が多彩に引用され、陶然たる「楽園」を生み出した。一冊丸ごとがパノラマなのだ。

 
ABC殺人事件 : 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖 = The ABC murders 水晶と天鵞絨 バナナブレッドのプディング 百億の昼と千億の夜 あやし : お江戸ふしぎ噺 江戸川乱歩猟奇漫画館 : 地獄の道化師・黄金仮面 幻想ギネコクラシー ブラッドハーレーの馬車 春風のスネグラチカ = Cнerypoчкa в вeceнний вeтepoк 遠野モノがたり これでおわりです。 異神変奏 : 時をめぐる旅 鏖 大斬 中央モノローグ線 モノローグジェネレーション 丹下左膳 "SEIKI : 土田世紀43年、18,000枚の生涯" 有頂天家族 光圀伝 東京物語 劇画家畜人ヤプー シグルイ 江戸川乱歩妖美劇画館 = Rampo Edogawa bewitching comic collection 過ぎる十七の春 回向院の茂七 : ふしぎ江戸暦 月刊すてきな終活 四月怪談 デンキ街の本屋さん : booksうまのほね ジャコモ・フォスカリ 天地明察 あかねこの悪魔 赤白つるばみ ジュン 少年時代 : 完全版 ざ・ちぇんじ! 黒祠の島 東亰異聞 雑居時代 はるかなる風と光 ウルフガイ : the origin 怪人二十面相 雪の花 東京散歩 羣青 澄江堂主人 Goth ソフィアの歌 最果てアーケード おもいで橋我楽多本舗 夏の魔術 Gosick Zoo : コミック版 センセイの鞄 屍鬼 放課後 インストール Daddy long legs 超訳マンガ×オチがすごい文豪ミステリー 筒井漫画涜本(とくほん)ふたたび """劇的""とは" 「大菩薩峠」を読む : 峠の旅人 「死霊」から「キッチン」ヘ : 日本文学の戦後 50年 尾崎翠 「吾輩は猫である」の謎 宇宙をうたう : 天文学者が訪ねる歌びとの世界 プロレタリア文学はものすごい 太宰治弱さを演じるということ 短編小説のレシピ プルーストを読む : 『失われた時を求めて』の世界 童貞としての宮沢賢治 文士の生きかた 物語論 : プロップからエーコまで 文学館のある旅103 小説の終焉 漱石と三人の読者 現代詩作マニュアル : 詩の森に踏み込むために 現代小説のレッスン 明治大正翻訳ワンダーランド 短編小説を読もう メロスが見た星 : 名作に描かれた夜空をさぐる 詩とはなにか : 世界を凍らせる言葉 数学を愛した作家たち 詩の履歴書 : 「いのち」の詩学 詩を考える : 言葉が生まれる現場 シェイクスピア名詩名句100選 : 永遠に生きることば 戦後代表詩選 : 鮎川信夫から飯島耕一 戦後代表詩選 : 谷川俊太郎から伊藤比呂美 物語の役割 岡井隆の現代詩入門 : 短歌の読み方、詩の読み方 官能小説の奥義 あの頃、あの詩を 現代日本の小説 温泉文学論 短章集 : 蝶のめいてい/流れる髪 対談現代詩入門 : ことば・日本語・詩 詩を読む : 詩人のコスモロジー 短章集. 続 : 焰に薪を/彩りの雲 ケータイ小説は文学か 心と響き合う読書案内 詩と自由 : 恋と革命 松本清張を推理する 大佛次郎の「大東亜戦争」 名作の書き出し : 漱石から春樹まで あの作家の隠れた名作 物語論で読む村上春樹と宮崎駿 : 構造しかない日本 生きる技術は名作に学べ 芥川賞はなぜ村上春樹に与えられなかったか : 擬態するニッポンの小説 戦後文学は生きている ギュンター・グラス : 「渦中」の文学者 作家の決断 : 人生を見極めた19人の証言 漱石「こころ」の言葉 文豪と京の「庭」「桜」 なぜ『三四郎』は悲恋に終わるのか :「誤配」で読み解く近代文学 芥川賞の謎を解く : 全選評完全読破 漱石のことば 姜尚中と読む夏目漱石 子規と漱石 : 友情が育んだ写実の近代 謎とき村上春樹 通勤電車でよむ詩集 作家の誕生 現代世界の十大小説 漫画原作[○秘]の書き方「まンげン・ピ!」 江戸川乱歩傑作選 宇治拾遺物語 白兎 ; 苦いお茶 ; 無門庵 横しぐれ 乱歩と東京 哀歌 野 悪い夏・花束 : 吉行淳之介短篇小説集 水の葬列 無情の世界 石の話 : 黒井千次自選短篇集 人間の條件 夏の流れ : 丸山健二初期作品集 時雨のあと あしながおじさん 青梅雨 質屋の女房 GOTH (ゴス) 骨餓身峠死人葛 好色五人女 : 現代語訳付き ZOO 四十一番の少年 青年のための読書クラブ 漫画坊っちゃん 白髪鬼 夏の葬列 NOVA GOSICK : ゴシック 地獄の道化師 月と手袋 黄金仮面 パノラマ島奇談 駿河城御前試合 漫画吾輩は猫である 火花 夜長姫と耳男 桜の森の満開の下 舞台 先生と僕 : 夏目漱石を囲む人々 

「書を捨てず漫画も読む」は

中央階段を上ってすぐのエリアの本棚です。

01 02

文学をマンガする

THEME

「文学をマンガする」には他にもこんなテーマがあります。

  • 01 01

    古典のかほり

  • 01 02

    書を捨てず漫画も読む