06 近大生のためのハローワーク

無免許であるが卓越した技術をもつ医者、意外な経歴と独創的な方法で学生を導く教師、自らの正義と法の正義のあいだで葛藤する刑事・警官、巨大都市ともいえるホテルで活躍するホテルマン、会社のヒエラルキーの中で悲喜こもごもの日々を送るサラリーマン。いかに社会と交わっていくのか。マンガは多様な職業を物語として主人公の感情とともに伝えてくれる。漫画家、画家、音楽家、料理人、落語家、棋士、靴職人。マンガは職に対する真摯な関わりがもたらす感動も伝えてくれる。現代の無数の仕事を主題にしたマンガを中心に棚を構成する。

CORE BOOK

「近大生のためのハローワーク」を象徴する本です。

HOTEL

ホテルというトポスには様々な物語が交差する。新人からベテラン、フロントから支配人まで様々なスタッフの人間模様が交差する生々しい現場でもある。一見華やかな高級ホテル「東京プラトン」もその例外ではない。赤川一平や東堂ゼネラルマネージャーは、次々に巻き起こるアクシデントをプロフェッショナルの知恵と技術を駆使して解決に挑む。本書は問題解決へのケーススタディとして、またマネージメント手法を学ぶ一手段としても活用できるだろう。

  • 06 01

    たかがシゴト図鑑

    医者、教師、警官、救急救命士、ホテルマン…、自己を犠牲にしてでも他人のために働く人たちがいる。資本主義社会の中で職業を選び、より良い人生を求めるというとき、金銭が最優先のファクターにならないというのは幸福なことかもしれない。古来、人類は何よりも食べるために働いてきた。理想のために働くというのは誰にでもできることではなく、多くの場合国家資格を必要とする。自由意志だけでは人助けできないのが今の世の中だ。

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  • 06 02

    あせあせビジネス

    特に日本において、会社という組織はピラミッド型の階層構造となることを好む。上から下への権力の徹底はアントニオ・グラムシ言うところのヘゲモニーを思い起こさせる。そこで築かれる人間関係は家庭的というよりも政治的なものである。ある者は媚びへつらい、ある者は既得権益にしがみつき、ある者はそこから自らを疎外しようとして出世コースから外れる。仕事の内容よりも組織における存在感が会社員のアイデンティティーを規定する。

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  • 06 03

    またたきワーク

    マンガ家、画家、音楽家、料理人、落語家、棋士、靴職人…、芸術・技芸に生きる人たちがいる。多くの場合金銭は二の次であって、まずは自らが納得しうる作品を生み出せたか、そのためにスキルを高めることができたかを問う。他者よりも自己との対話、自己を他者とする対話がそこでは無限に繰り広げられる。最大の敵は自分自身、その弱い心なのである。一方そこでは、その芸術を理解する者、編集する者の存在も不可欠である。

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「GROWTH」には他にもこんなテーマがあります。

  • 06

    近大生のためのハローワーク

  • 07

    お金がものをいいます

  • 08

    仕事術と処世術