33 近畿・大阪・全地方
古代・中世には行政の中心地として、近世以降は文化の発信地として、独自の発展をとげてきた近畿地方。このインデックスでは、大阪を中心に、畿内の歴史をたどりながら、「関西」文化の背景を探る。関西・関東で異なる言葉や習慣を比べながら、上方文化、大阪学の現在を眺望し、「あきんど」の歴史、東大阪の町工場の底力、近畿大学の挑戦など、生きた大阪を感じとる。地方創生、地域再生、まちづくりが注目される昨今、大阪を読み取るこのインデックスから、21世紀の日本の社会像を考える。
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33 01
近畿の歴史
かつて日本の中心は近畿だった。大和朝廷、平安京、南北朝、大坂城。日本文化の黎明を振り返りながら、近畿の歴史を眺望する。 -
33 02
カワチとヤマト
推古天皇以来、飛鳥文化が花開いた「大和飛鳥」と渡来文化のベルトラインとして発展した「河内飛鳥」。二つの飛鳥から見る近畿の文化史。 -
33 03
なぜ「関西」になったのか
幾内の防衛のために設けられた「関」が日本を東と西に区分した。政治の中心だった江戸に対して、関西は経済・文化の中心として発展する。 -
33 04
「まいど」と「おこしやす」
近畿・関西にある多様性、方言にその土地柄が表れる。「まいど」「おこしやす」、大阪弁と京ことばの対比から読む、関西の中の異文化理解。 -
33 05
大阪学の昨日今日
大阪は多様な顔を持つ。商人の街、お笑い、くいだおれ、タイガース。おっちゃん・おばちゃん・おかんから山片蟠桃・懐徳堂まで、ぐるり見渡す大阪学。 -
33 06
知られざる上方文化
上方文化は落語や漫才だけではない。井原西鶴、近松門左衛門、緒方洪庵。浄瑠璃、お笑い、フィギュア。未知の上方に迫る。 -
33 07
商人と商いと財閥
「あきんど」と言えば関西の商売人。近江商人、小林一三、五代友厚。商売の町・大阪を舞台に、商人魂を見てみよう。 -
33 08
東大阪の底力
東大阪はものづくりの町だ。小さな町工場が世界のハイテク技術を支えている。職人がいなければ実現しなかった、先端技術の数々。東大阪の底力。 -
33 09
近畿大学のすべて
近大はマグロだけじゃない。医療、芸術、バイオ、グローバル、エネルギー。多種多様な分野で常識を超えていく、近畿大学のすべてをここに集めたい。 -
33 10
地方創生のシナリオ
グローバルからグローカルへ。世界と直接つながる都市、ゆるキャラでにぎわう地域、土着文化にこだわる土地。地域の活気が日本を元気にする。 -
33 11
道州制論から地方分権まで
都道府県の単位は、大きすぎるのか小さすぎるのか。各地の文化・政治・経済が最も活性化する方法を模索しながら、自立共生の未来を考えたい。 -
33 12
海洋国家日本
島国は、大海を介して世界中とつながっている。海から日本を見てみると、独自の方法で世界と付き合ってきた日本の姿が見えてくる。海の国・日本の本来。 -
33 13
上部3段