06 進化する生態系
地球上は、多種多様な生き物で覆われている。進化の過程で植物・昆虫・動物・ヒトはどのように分かれてきたのだろうか? 植物は光合成と呼吸で地球の恒常性を維持し、昆虫たちは驚くべき生態と見事な多様性によって全世界に生息している。それぞれの種が独自の生存戦略を進化させる中で、ヒトは脳を肥大化させ、文明を築いてきた。直立二足歩行、体毛の喪失、視覚の発達、五指の進化、言語の獲得など、ヒト特有の進化を追いかけることで、わたしたちはどこから来て、どこへ向かうのかを考える。
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06 01
海と酸素と生命
水と酸素が地球に生命を育んだ。自然発生説や宇宙飛来説などの、生命起源論。ウィルスや微生物のしくみと進化の秘密。 -
06 02
光合成をする植物群
光のエネルギーを用いて二酸化炭素から炭水化物を合成し、酸素を放出する光合成。地球という生命体のホメオスタシスを守る、植物の世界。 -
06 03
花と虫の惑星
植物のしたたかな戦略と不思議な仕組み、昆虫の驚くべき生態と見事な多様性。地球は、花と虫に覆われている。 -
06 04
ダーウィンの系統樹
ダーウィンが自然選択説で提唱したように、生物は環境との相互作用の中で、多様に分岐しながら進化した。生命の系統樹を一望する。 -
06 05
動物進化のメカニズム
古代生物も恐竜も、進化の過程でついえた。絶滅した種、生き残った種。そこにある違いは?人類の起源に迫る、動物進化のメカニズム。 -
06 06
カンブリア紀の謎
約五億年前、突如として生物の種類が急増した。生命の大躍進はなぜ起こったのか?謎に包まれたカンブリア紀の爆発的進化を探る。 -
06 07
分化と変異
遺伝子の突然変異で、新しい形質が生まれ、環境への適応を通して、種が分化する。発生や遺伝の不思議を通して、生命のカラクリをめぐる。 -
06 08
不思議な生き物たち
変わった形、奇妙な生態、極限の環境への適応。微生物から粘菌、巨大クラゲ、地球外生命まで、不思議な生き物たちから見えてくる、生命の神秘。 -
06 09
適応と学習
生物は生き残るために、環境を学習し適応する。寄生、共生、共進化。個の工夫と生態の不思議に見る、生き物たちの驚異の生存戦略。 -
06 10
サル・類人猿・ヒト
サルとヒトの違いはどこにあるのか。ボノボやゴリラなどの類人猿を見てみると、ヒトへといたる進化の秘密が見えてくる。 -
06 11
人間生物学
ヒトという弱い種が、なぜ地球全土に生命を広げるにいたったのか? 知性、心、暴力、神。人類の特異性を、生物学の視点から考える。 -
06 12
人体のしくみ
脳、内臓、骨格、皮膚。神経系から免疫系まで、動物としての人間のカラダの仕組み。人を人たらしめる身体的特性に分け入る。 -
06 13
上部3段