12 世界の民族と文化
世界の文化はなぜ異なるのか? このインデックスでは、文化人類学、民族学、民俗学をまたぎながら、世界中の文化・風土・風俗・習慣を概観していく。文化人類学や民俗学は、フィールドワークを重ねることで、衣装、風景、工芸、慣習、風俗の違いからその民族の隠された実態を明らかにしてきた。日本の民俗学から世界の神話までをめぐり、民族衣装や装飾品やエンブレムなどの豊富なビジュアルとともに、世界各地の民族の記憶から文化の多様性を読み取る。
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12 01
世界はどこも美しい
世界の祝祭、衣装、風景、工芸、人、言葉。色とりどりの民族や文化を書物で旅する。世界はどこも美しくどこも素晴らしい。 -
12 02
文化人類学の報告
慣習、風俗、言語。文化はなぜ異なるのか?フィールドワークを通して各地固有の文化を浮き彫りにする、文化人類学の世界。 -
12 03
民族地図・言語地図・歴史地図
宇宙から地球を眺めると、国境の無い大陸の姿が見える。地球上に文脈や物語を浮かび上がらせる地図という発明を、民族・言語・歴史から見る。 -
12 04
フィールドで考える
百聞は一見にしかず。現場に赴き、インタビューを重ね、現地の人々と触れ合うことで「人間」と向き合うフィールドワーク。調査と思索の方法。 -
12 05
移る民・渡る民・逃げる民
難民、移民、棄民。国家というシステムは、時に弱き人間を追い立てる。国を追われ、土地を捨て、新たな居場所を求めた人々の歴史。 -
12 06
日本列島は多様である
東日本と西日本。日本海側と太平洋側。東北と九州。アイヌと琉球。同じ日本でも、多種多様な文化・習俗・風土がある。日本はひとつではない。 -
12 07
海と山と川の民俗学
もののけから神様まで、童唄から山岳信仰まで、日本の多様な文化には、自然からの豊かなイマジネーションが織り込まれている。日本人の感性の深層を追う。 -
12 08
柳田・南方・折口・宮本その他
日本の民俗学に大きな足跡を残した異能の人々、柳田國男・南方熊楠・折口信夫・宮本常一。それぞれの仕事に、日本文化の奥を学ぶ。 -
12 09
世界の神話と伝説
世界の民族が持つ独自の神話体系には、共通の主題や題材も多い。社会や文化の見えない基盤、各地の神話と伝説を掘り下げる。 -
12 10
飾り・色・エンブレム
世界各地の文様・シンボル・エンブレム。装飾や意匠の背景には、さまざまな意味が潜む。文化や民族を知る、イメージの辞書。 -
12 11
身ぶりと挨拶
ところ変われば、挨拶も変わる。お辞儀、握手、ハグ、合掌。所作や身振りや言葉の違いから、文化の多様性を感じとる。 -
12 12
こんな習俗・あんな風習
じゃんけん、祭り、昔ばなし。年中行事、葬式、妖怪。各地に伝わる、習俗・風習。共同体に横溢してきた、豊かな想像力。 -
12 13
上部3段