29 全ヨーロッパの流れ
このインデックスでは、全ヨーロッパの歴史をダイジェストする。地理的・文化的なヨーロッパの源流から、国を収めるものたちの興亡の歴史、世界への進出、そしてグローバリゼーションのなかのヨーロッパの将来まで。キリスト教的世界観が占めるヨーロッパの政治・経済・社会をめぐりながら、イスラムとの対立や中世の社会背景を眺望し、国民国家の誕生と政治制度の確立を振り返る。帝国主義と植民地主義の拡大・拡張を経て、西洋は今後どこへ向かうのか? ヨーロッパの課題を可能性を探る。
-
29 01
ヨーロッパの源流
「ヨーロッパ」とは単なる地理的な総称ではない。ヘレニズムやヘブライズムを源流としながらヨーロッパの精神が育まれた背景を探る。 -
29 02
ヨーロッパの誕生
いつ、いかにしてヨーロッパは生まれたのか?世界史と地域史を往来しつつ、イスラム世界との比較で見えてくる、ヨーロッパ成立史を概観する。 -
29 03
陸の都市・海の都市
陸続きのヨーロッパ、海に囲まれたヨーロッパ。イスラム圏との陸の隣接、アメリカやアフリカとの海を隔てた関係。都市を形成した陸と海の歴史。 -
29 04
領主・国王・貴族・富豪・民衆
貴族、国王、民衆。ヨーロッパを動かしたのは誰か?ハプスブルク家とメディチ家の二大勢力を中心に、ヨーロッパの政治・文化の形成過程を追う。 -
29 05
キリスト教の世界観
ヨーロッパの街や社会に埋め込まれている、ゴシックやバロック、その背景にあるキリスト教の世界観。社会の価値観を形成する、宗教と国家の関係。 -
29 06
理性の世紀・科学の世紀
近代科学の隆盛はヨーロッパに理性主義を根付かせた。錬金術から科学へ、天動説から地動説へ。デカルトが生んだ近代哲学の源泉をたどる。 -
29 07
専制君主と啓蒙君主
啓蒙思想はヨーロッパをどう変えたのか。理性主義によって上からの近代化を推進した啓蒙君主は、民衆とどう向き合ったか。 -
29 08
市民と国民の成立
市民革命によって国民国家が誕生した。イギリス、フランス、そしてアメリカへ。帝国、国家、ナショナリズム。国民とは何か? -
29 09
植民地と帝国主義
巨大化した国家は領土や天然資源や労働力を求め、軍事力を背景に植民地を奪い合う。膨張した帝国主義は、世界大戦へと突き進んでいく。 -
29 10
西洋の没落
西洋は衰退しているのか? 二度の大戦、民族運動、冷戦、新興国の台頭。世界の多極化とともに浮き彫りになる、西洋の影。 -
29 11
米ソの狭間に入る
ベルリンの壁を作り出した米ソ対立。東西陣営の攻防は世界の国々を翻弄した。激動のヨーロッパの二十世紀を眺望する。 -
29 12
イスラーム対ヨーロッパの歴史
十字軍はイスラームとヨーロッパの対立の原点だった。パレスチナ問題、湾岸戦争、 過激派組織IS。国家間の争いの歴史から、未来へのシナリオを読む。 -
29 13
EUの将来
今後EUの求心力は強まるのか、分裂へ向かうのか。一つの経済文化圏として発展してきた、ヨーロッパの展望と課題と可能性。 -
29 14
上部3段